ぬらりひょんの孫 全25巻
漫画、椎橋寛
タイトルどおり、
ぬらりひょんの孫お話。
ジャンプ連載中に、
雑誌の方でたまに読んでた記憶。
全部読んだら
もっと読みたい面白さでした。
リクオくんは“ぬら組”の3代目と目される
1/4妖怪の中学生。
父親は死去してて、
子供の頃は妖怪たちと仲良く楽しく
妖怪はヒーローと思って憧れてる感じで
3代目になるのも楽しみにしてた感じの
リクオくんですが、
学校に通うようになり、
妖怪は悪者であり、怖いもの、
いてほしくないものであることを知って
自分が1/4妖怪であることを隠し
目立たないように生活するようになる。
しかし、悪い妖怪のしわざで
クラスメート達が危険に晒されてると知り
助けに行くリクオは、
1/4の血が覚醒し変化して悪い妖怪を退治。
夜リクオは妖怪の力を発揮できるらしい。
ぬら組の面々の中では、
3代目をリクオにしたくない派も存在したり、
リクオも妖怪に対する想いに苦悩する。
しかし、人間との共生を掲げる“ぬら組”が
揺らいでいると
他所の妖怪たちが攻め込んできたり、
妖怪は全部排除するべきという陰陽師に
滅されそうになったりして、
ぬら組の妖怪にも人間にも被害が出るので
リクオは人間も妖怪も守るために
3代目就任することを決意し
強くなることを決意。
各所にある妖怪の集団と
仲間になったり闘ったりしながら
強くなっていくリクオくん。
そんなリクオの前に立ちはだかった敵は
1/2妖怪の “安倍晴明=鵺” だった。
安倍晴明を復活させるために
何度も転生しながら力を注いできた母
九尾の狐。
現在は2代目リハンの最初の妻である
妖怪を本体にして転生していて、
そのためにリハンは九尾の狐に殺されていた。
そんな九尾の狐は、
復活させた晴明に地獄へと落とされる。
しかし、復活を急いだために晴明は完全体に
なるために、姿をくらます。
人間と妖怪、全てを支配にして
神になろうとしている晴明との
最終対決を前に
リクオは全国の妖怪や陰陽師にも
助力を求め、自らも強くなるため頑張る。
そして、初代は九尾の狐を復活させる。
最終対決、晴明の元へ急ぐリクオに
立ちはだかる晴明の子孫たち。
晴明の子孫たちをリクオの仲間たちが
請け負ってくれ、リクオは晴明の元へ。
晴明の元へは九尾の狐もおり、
晴明は九尾の狐を再び葬ろうとし
さらに九尾の狐の配下の妖怪たちも
その対象であったため、
九尾の狐は晴明と対峙することを決意。
彼女の体はリクオの父親の奥さん
(リクオの母は人間で九尾の狐ではない)
であるため、リクオのことも息子として
共闘することになる。
そして、2人で晴明を倒し
リクオは瀕死になるも無事に回復して、
最後はリクオの快気祝いを
みんなでドンチャンして
めでたしめでたし。
すんごい端折って、こんな感じです。
しかし、ぬら孫って人気あったと思うのですが
もっと掘り下げて説明が欲しいとこで
駆け足気味で
最後の戦いなんか、
ワンピースなら10冊以上になるだろう話を
2冊ほどにギュギュっと詰めて端折って
無理矢理ラストまで漕ぎ着けた感じで
終わってて、勿体ないです。
ジャンプって人気作は引き伸ばし
少し陰ると強引に終わらせるよねと思う
典型的な終わり方かなと。
でもアニメ化もされて人気あったのにと思い
当時のジャンプの連載漫画を調べてみたら、
ワンピース、BLEACH、ナルトの3強の上に
トリコ、銀魂、バクマン、HUNTER×HUNTER
などなどの超強力布陣ながらも
少し人気が落ち着いた(落ちてきた)あたり
だったようで、
少し人気が停滞しただけで打ち切られてた時代
だったようです。
それでも、何とか綺麗に着地はさせた
ぬら孫は凄いと思います。
ほんと勿体ない。
そう思ってるファンが多かったからか、
最近、溢れたエピソードを集めた新刊が
出たみたいです。
それは気になる。