死神に嫁ぐ日 1〜9巻
高校生の初ちゃんと
椿カヲリ
少女と死神の異類婚姻譚。
少女の方が押して押して押し切って振り向かせ
大切に大切に育む恋愛物語。
切なく可愛く愛しくて、
ウルウルしながら読んでます。
天涯孤独な少女の初(うぶ)ちゃんが
死ぬために“死神の森”で死神を探す。
出会った死神の青年に殺してと頼むが、
「結婚して、子供を産み、
その子を育て終わるまで殺さない。」
と言われてしまいます。
初ちゃんは、
「なら私をあたなのお嫁さんにしてください」
と死神に言いますが断られます。
けど、初ちゃん諦めない!
しつこく通いつめ
「アナタをとりこにしてみせます!」と宣言。
そんな優しい死神の青年と少女の
切ない異類婚姻譚。
初ちゃんは、生みの両親を亡くし
引き取ってくれた育ての両親をも亡くし
不幸の子と呼ばれてる少女。
村の人が死神の森と呼んでる場所に住み
彼が森の木で棺を作ると
そのサイズにピッタリの人が亡くなるため
死神と呼ばれる年齢不詳の棯里(うつぎり)。
孤立している初を気にかける少年 鉄次くん。
(小学生の頃はそれがイジメるという行動に
なってしまうが、中学に入った辺りから
気遣いの出来る青年に成長)
初を死神の森に連れて行った
猫のカンナ。
棯里に、物資を持って行ったり
初のことを気に掛けたり
棺を引き取りに来たりする葬儀屋さん。
(人間ではない。たぶん狐。)
主要登場人物は、この4人と1匹だけです。
初は本当に棯里さんが好きで、
棯里さんも初に惹かれていきます。
棯里さんは元は人間で、
孤独と絶望により死神になったので
初との時間により死神として
弱くなっていきます。
実はカンナの方が棯里より前から死神で
棯里が死神になるように操作したのはカンナ。
初によって棯里が死に、絶望すれば
初を死神にすることが出来ると企んでます。
最初は初を失わせて棯里が絶望して
死神のチカラを強くさせようとしてると
思っていた棯里と葬儀屋は
カンナの本意に気づきます。
棯里は初が寿命を全うするまでの間だけでも
カンナを封印しようと画策します。
棯里の死か、カンナの封印か、
どちらかを選ばなきゃいけなくなる初。
どちらも選べない初は
カンナを封印ではなく眠らせることに成功。
しかしカンナがいつ目覚めるかはわからない。
高校生になった初、棯里と相思相愛だけど
昔とは違う接し方をする鉄次に戸惑ってます。
初を守りたい鉄次は
初を助けて木がお腹に刺さってしまいます。
そんな鉄次は不思議な空間で棯里と会い…
で以下次巻。
初ちゃんは鉄次くんを失うことになるのかな。
少なくとも大怪我だよね。
どう転んでも切なさと儚さが溢れてて
こんなに2人は相思相愛な恋愛漫画なのに
結末が分からなすぎて切ない。
どうなっちゃうのかなぁ。
高校生の初ちゃんと
見た目年齢が変わらない棯里。