転生悪女の黒歴史 13〜14巻
漫画、冬夏アキハル
自分が若い時に描いた漫画の中に
理想のヒロインの妹悪女へ転生したお話。
悪女としての死亡フラグを折りまくるついでに
ヒロインが過酷な聖女にならないように
奮闘していた痛快劇だったのが、
黒歴史漫画が修正のために強引に動きだし
暗くて辛い展開が続いております。
魔王イアナとして、コノハを黒歴史通りに
旅をさせるイアナ。
側でコノハを守りたくて、
変態仮面と名乗りコノハに同行する。
イアナを殺さなくてはと闇堕ち状態の
ギノフォードにバレないよう奮闘。
闇オークションでギノフォードにみつかるが
なんとか逃げ切ったイアナは
そこで死んだと思ってたシャノウが
アクスタ姿になってるのをみつける。
生きていたことに喜ぶが
元の体に戻す方法がわからない。
魔法医師ヤトリに診てもらおうとアルビドゥス
に向かうが、捕まって死刑宣告され投獄。
そんなイアナの隣の部屋はヤトリだった。
ヤトリはイアナの身を人質にされて
魔法が使うことを禁じられ投獄されていたが
隣にイアナがいると気づき魔法を使って
イアナ(とアクスタのシャノウ)と脱出。
黒歴史通りにコノハが日蝕を解決できるよう
先回りして御膳立てを済ませておこうとするが
シャノウの体を操る傀儡術師に邪魔される。
コノハはイアナの奮闘など知らずに
難なく解決へと導いていき、
傀儡術師を倒すのにも知らずに一躍買う。
傀儡術師を倒したことにより、
御霊結晶(アクスタ)に封じられていた
シャノウの魂は体に戻ることができた。
嬉しくて泣くイアナ。
(我慢してたのが決壊する。)
自分が物語を曲げたせいで
たくさんの人を不幸にしたと思ってるイアナは
シャノウを助けることができたことで
これからでも大切な人を守れる未来が
得られるハズと希望をもつ。
というところで以下次巻です。
“黒歴史の本来の物語”と、
“曲がってしまった現状”と、
“黒歴史エピをクリアするために
イアナが新たに考えた筋書き”と、
“筋書き実行中のアクシデントを対処して
クリアしていく”という
同じ出来事に対して
4つの筋道が入り乱れるので
ちょっとややこしい。
でも、
イアナは繊細に回収していくというよりは
力技で回収していくので
細かいことは気にせず
イアナ頑張れと思って読んでます。
黒歴史の死亡フラグを折りまくってた
明るく痛快なお話が、
曲げた未来の修正のために
死ぬ気で悪役を演じる苦しく辛い展開に
読むのがしんどい。
でもイアナが前向きなので読んでしまう。
本来の悪女のままなら嫌われていたハズの
色んな人達に好かれていくのも当然だなと
思います。
コノハよりイアナのハッピーエンドが見たい!