おひさまの贈りもの 垣内磯子/詩スズキコージ/絵 けやき出版 1,200円
プー横丁の定期便は思いもかけない本をセレクトしてくれます。きっと、店主chieさんが一冊一冊しっかりと本を読んでいるからだと思います。時々詩集が届きます。詩集を選ぶのはすごく難しい気がするのですが、それが、何故かぴったりハマって届くのです。waniko妹のとこのTAKU&MOTOへのプレゼントにも届いたことがあるのですが、当時小学校の低学年の男の子に詩集??!と妹は思ったそう…でも、2人はとっても気に入って今でも時々出してきては朗読会とのこと…
wanikoのお気に入りの1冊。<おひさまの贈り物>なんと、SAPPORO DE SANNPOのmiyさんも同じ本を持っていました。☆←ここをポチッと
父を亡くして3年目のwanikoに飛び込んできたのは『さようなら』でした。
母の柩に蓋をするときになって
ー僕の名刺をいれておこうか
と夫が言った
-お義母さんはいろんなこと相談したがる人
だったからね。
あの世からも
僕に電話したいかも しれないから
まだまだ先はありますが…
ONちゃんと父の会話のような詩です。waniko父は夜になると電話をかけて来ました。とっても短い電話なのですが孫と1言2言…元気でな!そんな短い電話がほぼ毎日のようにかかってきていたのです。お互いの家は車で1時間くらいのとこでした。入院とともに電話はかかってこなくなり、もちろん死んでからは絶対かかって来ないのに…電話がなると父では…そんな日が続きました。3年がたっていても、まだまだ父の死を受け入れられないでいたwanikoに届きた詩集。涙が止まりませんでした。 この詩集を2冊プレゼントしています。1冊を当時中学校のPTA活動をしていた友人に、もう1冊はパート先でとても親切にしてくれた方に…この方は、脳腫瘍で手術不可能…腫瘍が視神経を触り青色が見えないという状況でした。元気だった頃お貸ししてとても、気に入ってくれていたので改めてプレゼントしました。「赤い表紙が元気をくれる。春を感じる詩が心を暖かくしてくれる。」と喜んでくれました。今から10年前のことです。プー横丁 ☆←ここをポチッと とても、素敵な本も紹介してます。ブログもご覧下さい。
詩を読んで心の洗濯もしてみません。