気温が高いせいか、あっという間にサクランボの花が開花♪ あ~青い空が見たい!!
智恵子は東京に空がないといふ。
ほんとの空が見たいといふ。
私は驚いて空を見る。
桜葉の間にあるのは
切っても切れない、むかしなじみのきれいな空だ。
どんよりけむる地平のぼかしは、うすもも色の朝のしめりだ。
智恵子は遠くを見ながらいふ。
阿多多羅山の山の上に毎日出ている青い空が、智恵子の
ほんとの空だといふ。
詩人、高村光太郎が生涯のほとんどを過ごした文京区千駄木と聞いてます。
自然の多い千恵子さんの故郷とは、空の色が全然違っていたのでしょう。
なぜ今この詩と言うと、桜の花を青空の下で撮影したいと天気予報と睨めっこの日々。
晴れマークが付いても、空の色が青じゃあないのです。
どんよりとにごった空の色…
突然、千恵子抄が浮かびました。空の色がこんなに心を曇らせるのかと…
心が病んでいた千恵子なら、それはそれは辛いことだったのではと…
星が見えない、青空に浮かぶ白い雲が見えない、太陽が見えない、月が見えない!
もしこの当たり前のことが当たり前でない日が来たら…突然目の前が暗くなる気がしました。
北海道の青い空、と言うか札幌の青空はいつ帰ってくるかな~
結局、桜は散ってしまいwanikoの写したかった風景は残すことができませんでした。