waniko's blog

wanikoの日常を記録するブログ

読書報告 電車の中でゾクゾク…^^;

2010-12-23 19:26:23 | 本についての雑談
妊娠カレンダー 小川洋子著
内容(「BOOK」データベースより)
姉の妊娠を知った日に、妹の抱いたある“秘め事”―ひんやりとなまめく感性の空間。芥川賞受賞。

電車の中での試験勉強が終わって、また読書ができるようになりました。
で、読んだのがこの本。古本屋さんで105円でゲットしたこの本は~~読んで驚きました。
妊娠についての甘いお話かと思いきや。。。なんとも末恐ろしいお話が3話も…
まず第一話は「妊娠カレンダー」姉の妊娠を冷静に見つめつ大学生の妹のお話です。
何も食べることができない悪阻の時期を越すと、食べることに執着する姉。
その姉に、アメリカ産のグレープフルーツで作るジャム。もちろん、皮もしっかり刻んで入れる…
アメリカ産ですよぉ~皮も入れちゃうんですよぉ~ 妊婦である姉は、毎日ひと鍋しっかり食べ続けるのです。陣痛が始まるその時まで…

でも、そのジャムを煮るシーンがすごく、美しい描写なのです。香りまでして来そうなくらい…
wanikoも作って食べたくなるどけ…この年齢でも、アメリカ産のグレープフルーツでは…作れない。

そして、「ドミトリィ」「夕暮れの給食室と雨のプール」どちらも、やっぱりなんともヒンヤリするお話です。

何気なく買った1冊でしたが、久々のヒット!! 自分の中のグレーな部分だったり、冷やかな部分だったりが…表面化する感じです。
ゾクゾクするお話がスキな方に、お勧めの1冊です。。



写真は、今年のミュンヘンX'mas市で買ったサンタさん♪
自分でも作ってみたくなったので~1個200円の一番小さいのを連れて買帰って来ました。
去年、runaさんから頂いた白樺の雪の結晶といい感じ。
妊娠カレンダーは12月29日から始まるんですよ~~ん(^◇^)
***PWHには強力な発がん性。人間の染色体そのものを破壊する~~
未来ある子供たちには、出来るだけ食べさせたくないなぁ~って思う輸入食品
この話を読んで、尚更思いました

コメント (4)
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