山が好きかも… 横浜・スィート♪ハッピー☆シャイン・Oh!レイ!

犬好き♪スポーツ好き♪ヨガ教えてるのに、不動産の世界に入り込んで、山好き社長さんの会社に就職した社員のつぶやきです。

燕岳の山のおじさん。素敵なガイドをありがとうございます。山のお姉さんは雪のように美しい♪

2011-05-31 19:00:00 | 不思議なお話


山のおじさん。ありがとうございます。

    みんな一緒に
           日本 復活 !! 
  

        GO!GO! NIPPON ! 大和魂を見せる時だ! 

   東日本大地震の被害に遭われた多くの方々へお見舞いを申しげます。
   
一日も早く、原発事故の復興復旧を願います。
  これから自分でもできる事を続けて 
       心と気持ち、物の大切さを見直します! 
   
   がんばれニッポン つながる! 日本 

 こんにちは。

私は、山に行くと「山のおじさん」に会う事が出来ます。
「山のおじさん」と言うのは、山小屋のスタッフの方の事ではなく
山を守っている方だと思うのです。
山を守っていると言うと『マタギ』とか森林警備隊とか、山岳救助隊とか、
人命救助や自然環境保護団体の方かというと、そう言う方でもなく
肉眼では見えない方なので、もしかしたら、感じているのかまたは違う眼で視ているのか…

そう言うおじさんです。
多分男性だと思うのです。

一昨年のヨロズヤフォーシーズン山岳大研修で『天狗岳』に行った時にも出会いました。

「その時のおじさんと同じなの?」

とmakimakiちゃんに聞かれたのですが、違う方なのです。
きっと、山にそれぞれいらっしゃるのだと思うのです。

今回の燕岳のおじさんは、ちょっと細身の方でした。
山の歴史と言うか、このところの登山者の流行なども含めて、比較的新しいお話をしながら
一緒に歩いてくれました。
山のおじさんんが

「もう少しだよ! ほら、もう少し!!」

って言ってくれると、
これってただ「ガンバレ」って言ってるだけなんじゃないかしら?
って半信半疑ながらも、その声をエネルギーにして登っていくと
本当に、5分ほどで休憩所にたどり着くのです。

    あれま、疑ってごめんなさいね 反省です。

今回の登山で、安曇野市内に入ってからなのか、このおじさんの声が聞こえてきまして

「良く来たね。安曇野の水は、山からの恵みでとても美味しいよ。
   もし、川に降りるなら、そのお水で顔を洗ってごらん。
   気持ちいいよ。
   でも君たちは都会の人だから、飲むとちょっとお腹を壊してしまうかもね」

登山口が近くなってくると、本当に川がたくさん。そして、見た事がないほどのきれいな水。
山のおじさん自慢の安曇野の水。北アルプスの恵みです。





水の色が違うのには、本当に驚きました。

登り始めると、

「この山は、他の山に比べて登りやすい山なんだよ」

…むむむ それって、楽って事なのかな??
どちらかと言うと、天狗岳に比べて登りばかりだし、
尾根伝いを歩くような緩やかなハイキング道のようなところもない… 何で??

多分、これ何です。
山道のあちらこちらに、階段や丸太のようなもので足場が作ってあるのです。





なるへそ… 

そして、おじさん曰く

「昨日は天気が悪かったんだよ。今日はとっても天気が良いから、遠くの山まで見えるよ。
   明日も午後までお天気だから、君たちが帰るまでは大丈夫。楽しんでおいで」

確かに、初日は暑くて、でも、山の天気は変わりやすいからと思っていたのですが、
そうでもなさそう。

今回の研修中、お天気には本当に恵まれました。
山だって、北アルプスの山々もそして槍ヶ岳もバッチリ見える位晴れ渡っていたし。











しかも、行く道すがら、降りてくる登山者さん達が、口々に

「今日登りですか~ 良いですね~ 
    昨日は吹雪いちゃって、全然ダメでしたよ。参りました」
って。

うひゃ。本当ですか!? ラッキーです。

そんな、会話を山のおじさんとしながら、危険な場所では
三点支持だよ!」っておじさんは注意してくれます。
これはシャチョーさんも、「三点支持だぞ!しっかりつかめ!」って叫んでいました。
山登りは「三点指示」基本です。

  急な雪の斜面は(帰り道です)ザイルをつけてお互いに繋がって、滑落を防止します。









そして、燕岳第3ステージを過ぎたあたりだったでしょうか
とっても綺麗なお姉さんが立っていたのです。
「あ、山のお姉さんだ」と感じました。
雪のように色白で、細身で
例えて言うと、オードリーヘップバーンを和風にしたような綺麗な女性でした。
来ている服ははっきり覚えていないのですが、思わず見とれてしまったのです。

その時です。

山のお姉さんが私にこう言いながら、ある方向を指さしたのです。

「私に着いてくると、こちらを案内してしまう事になるの」

 … え  …

刺された方角は、道のない全くの断崖絶壁です。





  ※この写真は指された方角ではありません。
    写真を撮れるような場所ではありませんでしたのです。

「あなたたちは、守られているから、私について来てはいけません。」

そう言った、お姉さんの顔が、とてもさみしそうでした。
なぜなら、これが「山のお姉さん」のお仕事なのだそうです。
これが「山の掟」「山のルール」なのだそうです。
ちょっと、私も悲しくなってジーンとしてしまいました。

「お姉さん、私達を見送ってくれてありがとうございます。
     一段と気をつけて登山します。」

そう心に誓いました。
    しかし本当に綺麗な方でした。


こうやって、私達の研修は無事に終了したのです。
また来ます。
また、他の山のおじさんにも会いに行きましょう!

皆さん、本当にありがとうございます。


さて、今日のところはおしまいにします。
          
     私と、一緒に旅しませんか?