燕たちの憂鬱

ここ神宮の杜では、今宵も燕たちの溜息まじりの歓声がこだまする!

栄養費とは何ぞや?

2007-03-16 12:10:16 | 徒然

神足 裕司(こうたり ゆうじ)

今朝配信されて来た"BPnet Mail 朝刊"のトップ記事の執筆者の名前である。
なんか見覚え有る名前だな、と思ったんだが、写真を見て思い出した!たまに読む雑誌「SPA!」のコラム「これは事件だ」を連載してる人だ。その時々のニュースの現場を独自の視点から捉えてて、なかなかおもしろいコラムである。
今回彼が書いているネタは、今日本を揺るがしている裏金問題。
一口に裏金と言っても、地方自治体首長の談合に絡む収賄も有れば、閣僚の水道光熱費水増し計上も有り、さらには、西武球団から選手に渡った栄養費まで、その種類は様々。今回の彼の本旨は、
松岡農相の水道費と貧しい高校球児がもらう栄養費が、同じ「裏金」だとはどうしても考えられない。将来ある選手が、裏金で少し救われるなら、これがそんなに悪い事かと思うのだ。すべてを「裏金」と呼ぶから間違いが起きる。
の部分に有るんだろう。
強く賛同!

この問題については、日経新聞のスポーツ面の木曜連載コラム「チェンジアップ」で、豊田泰光氏も触れており、氏も栄養費を受け取っていたことを、あっさり認めておられた。
>栄養費という言葉の陰には、戦後の食糧難の時代にプロがアマを支えたという、野球人の美談…(上記コラムより抜粋)
という感性で捉えておられ、もらった栄養費は自分の栄養にはならず、お世話になった方々に全額還元されたそうだ。
野球界で古くからの風習として残っていた裏金が、名前は変えずに実態を変えて、額もエスカレートして行ったということなのだろう。

さて、今回の「栄養費」問題、今朝の新聞各紙が昨日の早稲田大学の記者会見の様子を報じている。一連のいきさつを知ることができた今、対象となった選手はむしろ被害者ではないか?という気がして来た。周りの大人から嘘の上塗りを強要される中自身の罪を正直に認める姿に潔さを感じたのは、私だけでは有るまい。そういう純粋な若者の将来を、なんとか救ってあげられないものだろうか?関係者のやさしさを期待したいところだ。

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2 コメント

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Unknown (Harry)
2007-03-19 00:52:09
神足さんの言ってることはもっともだけどさ。それより彼のブログ見て驚いたのは、神足さんがボクと2歳しか違わないってことだった(笑)。貫禄です。
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Unknown (わらP)
2007-03-19 11:48:35
>神足さんがボクと2歳しか違わない

ほんとだー!
ってことは、私と3つ違いで、まだ40台ってことだよね!!!
すげー貫禄。(笑)
返信する

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