早稲田大学 横浜稲門会 ブログ

・親睦と相互啓発  
・早稲田の誇りと自覚
・積極進取     
・気配りと思いやり 

2023年2月17日三金会

2023年02月20日 15時28分13秒 | 三金会
 三金会:江尻亮(1965政治経済学部卒
「早稲田にはじまる私の野球人生」

2023年2月17日(金)午後3時30分から、進交会館において三金会が開催されました。出席者は会場41名と過去最高の参加者となりました。なお、初参加者は荒井利明さん、田中克明さんの2名でした。
江尻亮さんの講演は「早稲田にはじまる私の野球人生」をテーマに、熱のこもった講演に会場は聞き入りました。

【江尻亮・プロフィール】
日立一高-早稲田大学-大洋(1965~79)-〈監督:大洋-ロッテ〉
《六大学野球最高記録》
   ・無失点最高記録:46回2/3(1964~)

江尻さんは茨城県高萩市の出身で、野球のボールに触れたのは小学生の頃、お兄さんの練習のボール拾いをさせられたとのこと。小学5年の時に川上哲治選手にあこがれ、ファーストミットを購入したのが野球のはじまりでしたと語る。中学では郡大会に優勝し、高校は日立一高に入学して野球部に入部。3年生の時に準決勝に進出するも、後に早稲田大学野球部監督となった石井藤吉郎監督の水戸商高に1-0で敗退し、甲子園は夢と消えた。
 早稲田大学野球部には同期60名が入部し、練習終了後に安倍球場を60週走らされ、足の裏が血だらけになったこともあったという。2年生の秋に投手から打者に転向したが、その年の秋の早慶戦で、こめかみにデットボールを受け意識不明に。そのときの逸話で、きれいな花が咲いた三途の川を渡りそうになったが、「アキラ」と、呼ぶ声が聞こえて目が覚めたという。
 早稲田大学野球部では、3年間早朝5時に起き、穴八幡宮でシャドーピツチングを繰り返し練習していた。そのときにいつも穴八幡宮へお参りに来るおじさんが、4年生春の優勝パレードで『おー、あの時のピッチャーか』と声を掛けてくれたという。また、稲荷寿司屋のおばちゃんが、練習終わったら「お寿司食べに来なさい」と、声をかけてくれたとも語る。早稲田大学野球部は、地元のみなさんの応援にも支えられていることを伝えるエピーソードにも感動した。
東京六大学野球『リンゴ事件(1933年秋の早慶3回戦の試合前)』の真相についても語る。事件はW8-K7で始まった9回表、慶應大学水原茂が三塁の守備につくと、三塁側早稲田大学応援席からリンゴが投げ込まれた。これを水原が早稲田大学応援席に投げ返したとされる。試合は9回裏に慶應大学が9-8で逆転勝利。試合終了と同時に早稲田大学学生がグランドになだれ込み、慶應大学応援団の指揮棒を奪うなどの大騒動となった。この試合を契機に早稲田大学は一塁側、慶應大学は三塁側になったと言われている事件である。それについて、江尻さんは「あれはリンゴではなく、梨であったという説もある」と語る。そうだろうか?梨ではなにも「無し」になってしまうとでも言いたげだった。
文責 秋元謙治
仁井淳二 記

鴻谷会長挨拶

江尻亮氏の講演

初参加者 荒井利明さん
 
初参加者 田中克明さん
 
熱心に聞き入る会場参加者
 
東島会長代行 閉会の辞
  
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする