「ルーブル美術館 愛を描く」(国立新美術館)
第3回「美術館・博物館を巡る会」例会は、3月13日(月)会員26名の参加を得て、国立新美術館の『ルーブル美術館 愛を描く』を鑑賞しました。
今回はルーブル美術館所蔵の16世紀から19世紀にかけての「愛」をテーマとした絵画74点を展示。「愛」と言っても、日常的な生活の中での愛もありますし、ギリシャ・ローマ神話のアモルとプシュケ、ユピテルとヴィーナス、軍神マルスなどが登場する愛=人間の欲望のエロスの愛とキリスト教の愛=神の愛アガペーとでは大きな違いがあります。ひとつひとつの絵画が物語やストーリーを元にして、背景なども丁寧に描かれており、西洋社会における愛の概念がどのように描かれているかを知るよい機会となりました。
いくつか愛に関する言葉を紹介します(館内の解説にあったものです)。
モリエール「理性は愛を抑えることができない」。リルケ「愛されることは亡びること。愛することは亡びないこと」。
次回の例会は、6月~10月の間で計画いたします。(世話人東島正樹記)