6月14日(金)、伝統文化鑑賞の会は歌舞伎を鑑賞しました。真夏のような暑さの中、55名の方にご参加いただき感謝申し上げます。
演目は「上州土産百両首」「時鳥花有里」「妹背山婦女庭訓」の3本でした。
「上州土産百両首」は想像以上に面白く目が離せませんでした。ダメな男たちがお互いを思いやりながら結局は身を滅ぼしていく切ない話です。中村獅童の兄貴分、尾上菊之助の弟分、それぞれが素晴らしい演技で胸を打ちました。ストーリーはアメリカの有名な短編小説家オー・ヘンリーの小説をベースにしているそうです。
「時鳥花有里」はキレのある踊りでした。
「妹背山婦女庭訓」は、一途な恋のヒロインを今回襲名披露した中村時蔵が演じています。中村時蔵は女官たちにこれでもかというくらいドスの効いた声で虐められ、見ていて気持ちのいいものではありませんでしたがここは襲名披露の場、時蔵へのエールの言葉だったのかもしれません。
なお感想は世話人の個人的なものですので内容についてはご容赦ください。
次回は9月10日(火)に大相撲観戦を予定しています。募集は8月に行う予定です。
立木記 写真撮影 横山さん 井上恵美さん