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TPP チリ不参加の可能性 知的財産分野に難色 (2012年05月24日) :日本農業新聞記事です

2012-05-26 04:07:34 | 言いたいことは何だ
TPP チリ不参加の可能性 知的財産分野に難色 (2012年05月24日)





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 環太平洋連携協定(TPP)交渉に参加するチリ政府の首席交渉官が、TPP協定の内容次第では参加しない可能性を示唆していることが分かった。知的財産分野での交渉の内容などに難色を示している。チリはTPP協定の基礎である環太平洋4カ国の経済連携協定(P4)に参加する初期メンバー。その一角がTPP交渉の合意を受け入れない可能性を示したことで、さまざまな分野で急進的な変革を迫るTPPの本質があらためて浮き彫りになった格好だ。

 チリ経済紙『ディアリオ・フィナンシエロ』の電子版が今月中旬に伝えた。TPP交渉の首席交渉官であるチリ外務省のロドリゴ・コントレラス2国間経済局長は「チリがTPP協定から降りることもあり得るのか」との同紙の質問に、「あり得る」と答えた。TPP協定に賛成するかどうかについて「国や国民にとって最善策となる良い選択肢か、常に見定めなければならない」などと述べた。

 同局長は、TPP不参加の判断材料として知的財産分野での交渉の内容に言及。「世界で最先端の議論をしており、法に照らして広く分析が必要だ」として要求水準が高いことを示唆した。また判断材料は「それ(知的財産分野)だけではない」とも語り、環境分野の交渉難航も指摘した。

 日本政府によると、TPPの知的財産分野の交渉では、知的財産の保護水準や範囲、模倣品・海賊品の取り締まりなどを取り扱う。医薬品のデータや著作権の保護期間、視覚で認識できない商標、インターネットによる権利侵害などを項目に議論しているが、各国の意見の隔たりは大きく収れんしていないという。

 チリの知的財産権保護の現状について米通商代表部(USTR)は、4月30日に発表した年次報告で、中国など12カ国と並んで保護が不十分な「優先監視国」に指定。特に医薬品の特許保護やインターネットを通じた海賊版を問題視。「TPP交渉を通じ改善を求める」との方針を示している。

 一方、チリはTPP交渉の全参加国に加え、参加を希望するカナダ、メキシコとも自由貿易協定(FTA)を締結済み。参加の是非を検討中の日本とも経済連携協定(EPA)を結んでいる。TPPによる関税撤廃ではこれ以上の貿易拡大が期待しにくい半面、非関税分野での制度変更を求められることに、国内でも異論があるという。

 今回のチリ紙の報道について日本政府は「報道があったことは承知しており、その内容は把握している」(内閣官房国家戦略室)としている。

〈ことば〉 P4

 チリとシンガポール、ニュージーランド、ブルネイが締結した経済連携協定で2006年に発効。原則として全品目の関税の即時・段階的撤廃を規定。サービスや政府調達、人の移動などの幅広いルールを含む。これらに米国やオーストラリアなど4カ国が加わり、P4の発展・広域化を目指しTPP交渉が10年3月に始まった。現在は9カ国で交渉。


受給批判だけでは表面的 :健一@青森さんからの転載記事です

2012-05-26 03:38:30 | 言いたいことは何だ


受給批判だけでは表面的




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この問題。発言しないでやり過ごそうとしましたが、やはり主張すべきことは主張します。
http://www.nikkansports.com/entertainment/news/p-et-tp0-20120517-952313.html

たしかに全く問題がないということはありません。ですが、これは本当に不正なのか?不適切ではないのかという言葉遣いの問題があります。あるところまでは適切なものだったのが途中から不適切な受給になったということにはならないのか、そしてそうではないという理由を指摘するべきではないのでしょうか?

生活保護の受給者が異常なまでに多くなっていること自体は間違いなく問題です。その中に不正行為の末もらっているものもあるという指摘もあるのは確かです。「ナマポ」と呼んで不正受給のテクニックを伝授するサイトまであるとか。これは正す必要があります。

ただ、問題はこういう問題のある受給だけを厳しく追及するだけでは、問題の本質を隠してしまうのではないかという疑問を投げかけざるをえません。というのはこれだけ生活保護を受給する・しないととなっている本質的な問題にはメディアの報道は全く切り込んでいません。多くの人が生活苦にあえいでいることを何とかする必要があるという声が少ない!深刻な事態の根底に何があるのかを見ないで正義漢ヅラされても迷惑なだけなのに。そして若者がゲーム感覚で「ナマポ」をもらおうという思考に走るのは、全て彼らの問題と片づけていいのか?「バッジ」や「肩書き」に対する一種の反撃・反乱だとしたら、やっつけるだけが正道だとは限らないはずです。

適切でない受給から見えるのはこの社会が「小泉改革」で荒み、その問題点をロクに検証しないでさらにその道に進もうとしているという姿。その行きつく先は社会の崩壊であることをうるさがられても警告しておきます。