まるで総会屋! これが読売新聞の実態だ!
2016/11/18 半歩前へⅡ
▼総会屋もどきの読売の実態だ!
「これから編集局長と政治部長を呼んで、社説で(小泉純一郎への)支持声明を出すよう指示する」―。公器である新聞を自分の手下のように使って政界工作をした男。まるで総会屋の親分のごとく振る舞ったのは読売新聞の渡辺恒雄である。
メモ魔で知られる自民党の元幹事長、山崎拓が自民党政権と読売の「癒着の実態」を赤裸々に暴露した。日刊ゲンダイが伝えた。核心の部分を以下に転載する。
****************
目立つのが、メディア関係者との会合の多さだ。とりわけ、日本テレビの家斉一郎と読売新聞の渡辺恒雄の登場回数はハンパではない。それだけ政権中枢に多大な影響力を行使してきたということだ。
小泉純一郎が首相に就任した2001年、内閣総理大臣として靖国神社を公式参拝した際も、背後で読売新聞が動いていた。8月12日の16時、渡辺から山崎に電話がかかってきたという。
〈たった今、小泉首相に電話で、「明日靖国参拝を電撃的に決行すべきこと。8月15日以降は中国の圧力に屈したことになるのでだめだ。
明日決行なら、これから編集局長と政治部長を呼んで、社説で支持声明を出すよう指示する」と申し入れたとのことであった〉
そして翌13日、小泉は靖国参拝を決行したのである。さらには、人事にまで口出ししているのだから仰天だ。
小泉の総裁再選と内閣改造を目前に控えた03年8月11日、日本テレビ本社で氏家、渡辺と会食した際のことを山崎はこう述懐する。
〈「君は副総裁を引き受けるべきだ。同時に竹中を辞めさせなければ、年内に内閣打倒の論陣を張る」と言われた〉
30日にも渡辺から電話があり、竹中を含む全面改造を実行しなければ、首相経験者たちが議員辞職すると伝えてきた。
「そうなれば、俺も読売新聞1000万部を動員して倒閣に走らざるをえない」という脅し文句まで口にしたという。
「政治とメディアの癒着は醜悪極まりないですが、今は当時よりひどいことになっている。安倍首相はメディア各社の幹部に堂々と飲ませ食わせして、完全に取り込んでしまった。
韓国のようにメディアがしっかりしていれば、TPPの問題点が国民に知らされ、安倍政権の支持率が5%くらいに落ちても不思議はないのに、メディアが率先して煙幕を張り、政権批判を封じ込めている。暴政に加担しているのです」(本澤二郎=前出)
大メディアが目くらまし役を買ってくれるおかげで、イカサマ政権が高支持率にあぐらをかいていられる。安保法とTPPで味をしめた「数の暴力」による乱暴狼藉国会は、これからが本番ということになる。今後どんな惨憺たることになるのか。国民は覚悟しておいた方がいい。
2016/11/18 半歩前へⅡ
▼総会屋もどきの読売の実態だ!
「これから編集局長と政治部長を呼んで、社説で(小泉純一郎への)支持声明を出すよう指示する」―。公器である新聞を自分の手下のように使って政界工作をした男。まるで総会屋の親分のごとく振る舞ったのは読売新聞の渡辺恒雄である。
メモ魔で知られる自民党の元幹事長、山崎拓が自民党政権と読売の「癒着の実態」を赤裸々に暴露した。日刊ゲンダイが伝えた。核心の部分を以下に転載する。
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目立つのが、メディア関係者との会合の多さだ。とりわけ、日本テレビの家斉一郎と読売新聞の渡辺恒雄の登場回数はハンパではない。それだけ政権中枢に多大な影響力を行使してきたということだ。
小泉純一郎が首相に就任した2001年、内閣総理大臣として靖国神社を公式参拝した際も、背後で読売新聞が動いていた。8月12日の16時、渡辺から山崎に電話がかかってきたという。
〈たった今、小泉首相に電話で、「明日靖国参拝を電撃的に決行すべきこと。8月15日以降は中国の圧力に屈したことになるのでだめだ。
明日決行なら、これから編集局長と政治部長を呼んで、社説で支持声明を出すよう指示する」と申し入れたとのことであった〉
そして翌13日、小泉は靖国参拝を決行したのである。さらには、人事にまで口出ししているのだから仰天だ。
小泉の総裁再選と内閣改造を目前に控えた03年8月11日、日本テレビ本社で氏家、渡辺と会食した際のことを山崎はこう述懐する。
〈「君は副総裁を引き受けるべきだ。同時に竹中を辞めさせなければ、年内に内閣打倒の論陣を張る」と言われた〉
30日にも渡辺から電話があり、竹中を含む全面改造を実行しなければ、首相経験者たちが議員辞職すると伝えてきた。
「そうなれば、俺も読売新聞1000万部を動員して倒閣に走らざるをえない」という脅し文句まで口にしたという。
「政治とメディアの癒着は醜悪極まりないですが、今は当時よりひどいことになっている。安倍首相はメディア各社の幹部に堂々と飲ませ食わせして、完全に取り込んでしまった。
韓国のようにメディアがしっかりしていれば、TPPの問題点が国民に知らされ、安倍政権の支持率が5%くらいに落ちても不思議はないのに、メディアが率先して煙幕を張り、政権批判を封じ込めている。暴政に加担しているのです」(本澤二郎=前出)
大メディアが目くらまし役を買ってくれるおかげで、イカサマ政権が高支持率にあぐらをかいていられる。安保法とTPPで味をしめた「数の暴力」による乱暴狼藉国会は、これからが本番ということになる。今後どんな惨憺たることになるのか。国民は覚悟しておいた方がいい。