ふと頁を開くと、
その人は茶色だった。
吉岡君は、
茶色だった。
それはとても茶色であり、
しかしカメレオンのような役者さんであるから、
その部屋に入るまで彼の上着は、
クーピー1260色だったかもしれず。
されどそこにいるのは茶色の君。
茶色。
すごく茶色。
ものすごく茶色。
茶色なんだよ。
ああ茶色だ。
気付けば茶色な歳末だね。
というくらいに茶色。
だから思わず、
「あ、ちゃ~!」
と呼びかけてしまった。
寒かったわ。
もちろん吉岡君からの反応は何もなく、
ただ凛然とした横顔を見せたまま、
うふ、
茶色。
かっこええやんか、
吉岡君よ、
かっこええぞう、
ほらほら見て見てもうあの背中がぁ・・・
高倉健さんにも劣らぬくらいの、
茶色なのだ。(←しつこい)
ということでいきなり公式サイトにお出ましになった、
ブラウン吉岡殿。
なんだか男性剃刀のブランド名みたいな響きでありますが、
だってだってだってあの横顔から首のラインときたらぁ・・・・・
切れ味二枚刃っ!
剃り残しなし。
ってなくらいなシャープさであってよ。そしてそこから、
流れ込むような曲線を描いていく広い背中と・・・・
それを支える長い左腕・・・・・ついでに耳まで出ていたりする。
来年の干支にちなんでの耳出しなのだろうか・・・う~む・・・なんというか、
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きっとあの麗しの姿に向かって、
「ちょっとあともう左斜め28度でこっちを向いてなのよブラウニ~!」
と嘆願申請してしまったのは何も私だけではあるまい。少なく見積もっても
関東甲信越内で9488.5人、四捨五入すると繰上げで9489人くらいはいるはずだ。
くはぁ~吉岡くんったら出てくるたびにかっこよさ増量キャンペーン中じゃないかぁ、
もれなくハートが飛び出てしまうのだこっちときたら、まったくチミって人は、
吉岡という表札を持った惚れさせ星出身の惚れ惚れ君なのですか?
はぁ~~~~~~まったくねぇ、一体どうしてくれるのでしかあの、
香り立つ男の品格。
そこにあり。
といった姿は。
惚れちまうじゃないかぁ。
まいったね。
吉岡君という人には、
とても独特な香りが漂っていて、
それはこの人が備える、
品格と色気の諧調によって、
その佇まい全体に、
自然と醸し出されてくるものなのかもしれないですねぃ。
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そうさそうさそうなんだよ、おやっさん。
男の香りはむんむかむんむんコンビニの蒸し饅頭みたいに
押し出し放散すればいいってもんじゃあ、
ありませんぜぃ。
男の香りというものは“醸し出されてしまう”ということに、
色気があるのだ。
そこはかとない漂いの色気は、
男の品格でもあるわけで。
何と言いますかこう、
いいかい男ってやつはさ、
その生き様その歩みで香りが決まるんだぜ。
吉岡君から放たれる香りは、
ストイックに、
静謐。
森に都会に自浄するように立ちこめていく、
朝霧のような香りを持つ人でありますだ。
彼は雑じり気のない美しさを、
奇跡的に保ち続けている人なのかもしれなくて、
「美しい」ということが、
言葉の範疇によって浮き出されてくるのではなく、
その心骨に明鏡止水と存在しているのかもしれない。
と感じさせる人なわけであり、嗚呼吉岡くん、
もなむ~る。
たまらんぜぃ。
こうして彼の姿を見る毎に思うのでありますが、
吉岡君のいる景色は、
いつも風景画。
風景の中に、彼はいつもいる。
決してそれを人物画にはしない人であって。
添え木のように自然へと溶け込んで、
周囲の景色を透きながら、
雑音を洗い流すようにして、
すっと風景に回帰してしまう。
吉岡君は、
そんな風に、
素敵でいられる人。
たった一枚の写真だけれど、
そこに切り取られた風景の中へと、
多様な想いを織り込ませてくれる人であり、
あなたのファンでいてよかったと、
吉岡君はいつも信じさせてくれる。
信じるということの強さを、
その姿からいつも肯定してくれる。
吉岡君は、
そんな人。
吉岡君は、
ずっとそんな人だ。
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