平成28年6月18日(土)
タイトル 広島市佐伯区湯来町地図にない滝つぼ周辺で
幻のホタルの出現を追い求めて
話題の発端は、6月の上旬会社の上司からの誘いである。
この方は、通常は広島市西区に在住され、時々田舎に帰られる方であるが場所は、
広島市佐伯区湯来町であるが場所が広くてよく判らないが相当車でまで走る山間部。
途中から右折して行くが地理的に「さっぱり」状態。
本日、会社退社即刻同僚4人で(私がドライバー)目的地である広島市佐伯区湯来町
の山間の民家の非常に少ないところに到着。(指定場所)
上司が家の前で簡単に掃除されており、4人の到着を待っておられる様子。
「こんにちは、お世話になります」と家の前で挨拶する。
奥様がおもてなしの準備中であり、「幻のホタルの出現」を見るために机と椅子
それに飲食用のテーブルが設置されている。時刻は午後6時少し廻ったところ。
街中では、蒸し暑く、エアコンなしでは何もできないが、ここは全く別世界!
日没と同時に気温は下がりはじめ湿度はほとんど感じない適温だが少しづつ肌寒い気配。
人にとってもホタルにとっても環境はバツグンの聖地。家の下には「清流」があり涼しさが
伝わってくる。清流の山際には樹齢70年以上の杉林は立ち並び情緒と風情を感じる。
清流から伝わってくる「せせらぎ」は大変癒され街中で心身とも疲れたものにとっては
最高の場所といえる。この清流を少し上司の案内で上流に行くとあまり落差のない滝が
ある。水は勢いよく流れ、そこは滝つぼになっているといわれ2~3mの水深があるが底は
よく見えない。そこは、正に地図にもない幻の滝といえよう。
滝のしぶきから発生されるマイナスイオンと植物の蒸散(植物において,主として葉 から
水分が水蒸気になって出ていく現象)により酸素が多く呼吸も楽になるほど。
ひんやりとした環境は非常に優れている。ホタルの生態は、水が綺麗、砂地、植物、
川の流れによる気流が合ってこそホタルの生態環境は整うといわれる。
シダ類の植物が非常に多い。ただただホタルの出現を待ち続ける。
上司が言うには。午後8時前から8時30分ぐらいの時間で出現するという。
川に向ってひたすら「ホタル」の出現を祈る。なかなか現われないホタル。
見上げれば夜の輝く「夜星」飛行機雲を時折出現!
午後8時15分ごろ川の下流から気流に反してさかのぼってくる1匹の輝くホタル
動きが非常に早く同僚に告げる間もなく姿は消える。その間酒盛りは続く。
奥さんは、若いときの女性事務員さん(当時はとてもポッチャリと美人)私より1つ下
の奥さんで38年ぶりに再会。大変うれしかったなぁ~!お互い齢を取り顔た体形は
変わるが、「声」は若いときと同じで明るい奥さんである。
昔の話に花が咲いて「ホタル」の鑑賞ではなくなった。
奥さん!今日はお世話になります。ありがとうございます。
次から次へとおもてなし。そしてついに上司自慢の「特性のハモ」こだわりの逸品である。
酒、ビールのつまみに笑顔を見せる同僚。(私はドライバーなので飲酒禁止令)
ザックバランに話が進み空を再び見上げれば「ホタル」が2~6匹舞い上がっている。
同僚の1人は「生まれて初めてホタル見た」と大興奮状態。100%天然のホタルである。
寿命も短く成虫になって約2週間。死が来るまで光続ける。
暗闇での酒盛りは一段と勢いを増しホタル出現鑑賞会も終盤に差し掛かる。
一生のサイクル |
【ホタルの一生】 |
『げんじぼたる』は、卵から成虫になるまでに約1年かかります。生涯の大部分は水中で生活し、成虫になってからの寿命は約2週間です。 ※赤丸部分をクリックしますと、詳細がオープンウィンドウでご覧いただけます。↓ |
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【ホタルの体の秘密】 |
ホタルは生まれてから死ぬまで光りつづけているのです。 |
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卵の時から小さく ぼーっ。 |
幼虫もゆっくり ぴかっ。。 |
さなぎも触ると ぼーっ。 |
大人に!死んだら 光らなくなります。 |
朝倉川育水フォーラム著作引用