goo blog サービス終了のお知らせ 

花日和

恋ひわび しばしも寝ばや 夢のうちに 見ゆれば逢ひぬ 見ねば忘れぬ

「項羽と劉邦」 完

2010年02月17日 | 華流
な...長かった~~...内容は「吉川三国志」の方が遥かに長いのに...


何故だかと~っても長かった「項羽と劉邦」上・中・下巻...やっと読破いたしました~

特に...上・中巻が全然進まず......一時はどうなる事かと思いましたが...

下巻に入ってからは急にペースが上がって(笑)ラストはイッキに読んでしまいました~

「虞姫」が登場してからは話の展開が早くなって...面白くなってきたからでしょうか?

(初登場の「虞姫」が14歳だというのにはビックリしましたが...)

項羽様が...また...ドラマ以上に「虞姫」にやさしいのが泣けます...


終盤...項羽軍が裏切り者の劉邦のヤローに追い詰められ...だんだん滅亡に向かっていくあのくだりは...

まさにドラマの「大漢風~項羽と劉邦~」そのものでした...

項羽様は残虐な「穴埋め」を何度もやって...大勢を殺してきた人だけど...

「自分の味方には士卒にまで優しかった」とあるし...「紳士で礼儀正しい人だ」ともあるし...

そんな所が...演じたフー様とダブってしまいます...

こんなに勇猛で堂々としている項羽様が...

最後...だんだん兵が減り...28騎だけになってしまった時は...表情まで悲しげで...

フー様が“項羽様そのもの”に思えます(やっぱりフー様はスゴイっス


「四面楚歌」...「覇王別姫」...そして...「垓下の歌」


力拔山兮氣蓋世   (力山を抜き 気世を蓋う)

時不利兮騅不逝   (時利あらずして 騅逝かず)

騅不逝兮可柰何   (騅の逝かざる 奈何すべき)

虞兮虞兮柰若何   (虞や虞や 若を奈何せん)
   

この歌を歌っている時の項羽様の心情を思うと...たまらなくなりました......そして...

フー様@項羽様のあの壮絶な最期を思い出して...読んでいて涙が止まらなくなりました...

(あっ...また思い出しただけで涙が......


悲しいけど...と~っても悲しいけど...観たらまた...絶対引きずる事まちがい無しなんだけど...

あのカッコいい項羽様の最期のシーンを見ずして「大漢風~項羽と劉邦~」を語るなかれ

と言うくらい...(私が言ったんだけど...(笑))

項羽様の最期のシーンは...もの凄く軍神のように勇ましくカッコいいので...

早く「大漢風~項羽と劉邦~」のDVD(BOX3)が欲しくなりました

(待っててね~項羽様~~来月中にはきっと買いますから~


PS...この...「項羽と劉邦」下巻の中ほどに...ちょっと興味をそそられる記述があって...

静岡の「清見寺」というお寺にある碑に「韓信」の引用した句が刻まれてると書いてあるのです

「項羽」の句じゃないのは残念だけど(笑)

でも...「項羽と劉邦」にそんな身近な場所の記述が出ていたのも驚きだし

“家から結構近い所にその碑がある”というのも何かの縁(?)という気もするので...

近いうちに見に行ってこようと思います

(写真が撮れたら...またブログに載せま~す
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする