花日和

恋ひわび しばしも寝ばや 夢のうちに 見ゆれば逢ひぬ 見ねば忘れぬ

端午節

2011年06月06日 | 華流
今日6月6日は旧暦の5月5日なので...中国では「端午節」(祝日)です


中国の端午節の由来は...

楚の国の国王の側近に、屈原(くつげん)という政治家がいました

詩人でもあった彼の正義感と国を思う情は強く、人々の信望を集めていました

しかし、屈原は陰謀によって失脚し、国を追われることになり...

故国の行く末に失望した屈原は、汨羅(べきら)という川に身を投げてしまいました

悲しんだ楚の国民達は、小舟で川に行き太鼓を打ってその音で魚をおどし

さらにちまきを投げて「屈原」の死体を魚が食べないようにしました

その日が中国の年中行事になり、(龍船)ドラゴンボート競争をしたり、粽を食べたりするようになったそうです


...なるほど...楚と言えば項羽様が復興しようとしていた国...まんざら無関係でもありませんが...


私はどっちかって言うと... 花より団子 (笑)「中華粽(ちまき)」を作ってみる事にしました~

ワタクシ...「料理はあるモノで手早くパパッ」をモットーにしておりますので (要するにめんどくさがり(笑))

下ごしらえが面倒なもち米を使うなんて事は、普段はまずありません (威張って言うんぢゃない

でも...いざ作ろうと思ったら...ひとつ問題が...

食材の...「もち米」「干しエビ」「干しシイタケ」「タケノコの水煮」等は、近くのスーパーでも揃う物ばかりですが...

ちまきを包む「竹の皮」がどこを探しても売って無いんです~

田舎なので中華食材の専門店なんて無いし... 一応輸入食材のお店にも行ってみたんだけど売って無くて...

仕方ないので...竹の皮で包む事をあきらめ...「中華ちまき風おこわ」にする事にしました

前の晩からもち米を水に浸けて...干しシイタケを戻し...干しエビを戻し...食材を切り...準備はOK~

豚肉を炒め...野菜も炒め...そこに、シイタケやエビの戻し汁、水、しょうゆ、お酒を入れて煮詰め...

戻して水きりしてあったもち米と合わせて炊飯器へ入れて、スイッチON

かくして出来上がった中華ちまき風おこわです



なんか美味しそうでしょ?(自分で言うなって)っていうか美味しかったです (笑)

ちまき風おこわだけでは寂しかったので...他には卵スープと...



エビ焼売 (冷凍(爆))も作ってみました



う~ん...ちょっと失敗したのが...タケノコを小さく切り過ぎて食感が無くなっちゃったのと

焼売を手作りするパワーが出なかった事かな? (笑)

誰か食べてくれる人がいるなら、手間ひま掛けて料理をする気にもなるんだけど...

ひとりじゃねぇ~...自分で作って自分で食べても味気ないし... 買って来ちゃった方が早いし...

また...たま~になら自分の為に手間ひま掛けて作ってやってもいいかな? (← なに様?)


次の中華食材行事(笑)は...中秋節の月餅(ユエピン)でしょうか?

これは...素人には作れる代物じゃないので 時期になったら中華街からお取り寄せしようと思います

ハスの実餡入りか、鹹蛋(シェンタン)(アヒルの卵の塩漬け)の黄身入り月餅が食べたいんだけど...売ってるかな?


※ 余談ですが...香港ではウルトラマンの目が鹹蛋と似ているということで...

ウルトラマンを俗に「鹹蛋超人」(シェンタンチャオレン)と呼ぶんだそうです  シュワッチ(笑)
コメント (6)
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