花日和

恋ひわび しばしも寝ばや 夢のうちに 見ゆれば逢ひぬ 見ねば忘れぬ

解救吾先生

2017年07月13日 | 映画


《 解救吾先生 》 (邦題 《 誘拐捜査 》)劇場未公開 (その通りだけどツマンナイ邦題だな...)



よく見るのはこの ↑ 海報だけど、私はこっち ↓ の方が好き



~あらすじ~

北京、旧暦1月13日の深夜1時。香港の映画スター、ウー(劉徳華 アンディ・ラウ)は
誘拐のプロの一味によって身柄を拘束され、一味は24時間以内に身代金を支払うようウーに要求する
それから18時間後の夜7時、ウーを誘拐した一味のリーダー、ホワ(王千源)は警察に逮捕され
刑事たちの尋問を受けるが、一味は前日、ウーだけでなくある一般市民も誘拐していた
ウーはもうひとりの人質の身代金も払うと言い、自分たちを自由の身にするよう一味に頼むが...

実話に基づいたというこの映画は、至ってリアルで真面目なお話でした

「呉若甫」 という俳優さんが誘拐された事件を元にしたお話だけど 「吾先生」 となってるのは

映画化するにあたって同じ読みの違う漢字に変えたって事なのかな?

だったらいっその事 「劉先生」 にしたらもっとリアルに感じられてよかったのに(笑)



しかし...犯人グループの結構行き当たりバッタリな計画で、しかも大衆の面前で

大の男(有名人)がさらわれてしまうなんて事件があったのもオドロキ

しかも、実際に誘拐された呉若甫(ウー・ルオプー)さんが刑事役で出ていたって知って2度ビックリ



そりゃ~リアリティーがあるのも激しく納得

お話の展開が早くて、事件発生 → 事件の18時間後 → 事件の10日前 → 事件前日...みたいに

時系列が戻ったり進んだりコロコロ変わるので最初はちょっと戸惑ったけど(ハイ...アホです(笑))

タイムリミットまでにウーを救おうとする警察の捜査はひたすら地道で地味...

警察サイドの出演者も劉燁(リウ・イエ)以外はみんな地味め...

もしここでこうしてたらこうなった...みたいな(仮定)のシーン以外は派手なアクションも無かったけど

たぶん本物の捜査ってこんな感じなんだろうな...

(観てない人にはわからない事言ってゴメンナサイ


ウーは同じく誘拐されて来てた男を庇い、その男の分も身代金を払うと言い

すぐ諦めて落ち込む(笑)男を励ますために一生懸命話しかけたり、歌を唄ってあげたり...

どんな状況にあっても、最後まで前向きで諦めない男らしい人でした

(って書くと死んじゃったみたいだけど...本人が出てるって事でそこはお察しください(笑))



そんなウーに感化されて同情した一味のデブッチョくんはいいヤツだったな...



割と地味めだったお話も、タイムリミットが迫って来てハラハラドキドキの展開になり

クライマックスの突入シーンの音無しスローの演出はすごくよかった

最初はあまり期待してなかったけど(對不起~)いい意味で裏切られました


PS...容疑者として捕まった華子の取り調べ中に出てきた “取り調べメシ” が

カツ丼ならぬ “餃子だけ” だったのが、すごく中国っぽいな~って思って餃子が食べたくなりました(笑)



やっぱり “餃子が白飯のおかず” という概念は日本だけなのね~

ちなみに、私はコロッケを白飯のおかずとは認めません (← どうでもいい (笑))
コメント
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