言葉で心を射る

ダイヤモンド誌からです。
謝る　この謝罪の謝は　言葉で心を射る　と書きます。
なるほど気が付きませんでした。
この謝罪する時には巧拙があるという。
今日はそんなことを学びました。

◆死ぬ覚悟で謝る
　世には謝罪の名人と謝りベタが居る。
　謝罪の名人としては、米国でのリコールに於けるトヨタ社長が好例です。
　謝罪そのポイントは、①すぐに謝る②自分のせいと認める③大義実現のためには頭を下げる④間違いを認めるが必要です。
　それに反して、コインチェックの流失時の会見では、①自分の都合の時期②他人のせいにする③謝らない④自分のプライド大事
　などが感じられました。謝罪ではなく、自分たちは被害者という態度とも言えます。
　かってのマクドナルドの女性社長さんの会見もそんなでしたね。

　戦国時代の武将伊達政宗は、豊臣秀吉のもとに白装束で謝罪に赴いたというエピソードもあります。
　あなたに殺されてもかまいません。
　というパフォーマンスだったようですが、その度胸のよさと潔さが秀吉に気に入られ、その後重用されたともいいます。
　一流の謝罪の名人は、マイナスをプラスに転じることもできるのです。
　むろん、何事も闇雲に謝ればいいという訳ではありません。
　謝罪のポイントは、自分に非があるかどうかです。

　謝罪の名人は、社会や世の中を良くしたいと理想を抱いている人ばかりです。
　大義を実現するためには、眼前のトラブルの芽を速やかに摘み信用を守らねばなりません。
　自分自身のちっぽけなプライドなんかにはこだわるべきではないのです。
　突き詰めれば、謝罪もコミニュケーションの一部です。
　謝罪も感謝も同じ謝を用います。
　自分の謝意を相手に伝え、その場の空気を良くし、人間関係を円滑にしていくことが謝罪の目的です。
　どちらが悪いとか、勝ったとか負けたとかは、どうでもいい話です。
　抵抗感も恐怖感もなく上手に謝りたいものです、大義のためには。
　小売りの現場でも謝る場面は数多くあります。
　ということですので、自分レベルでも良く考えてみたいと思います。