ずいぶんと暑くなりました。
SMやDrgsの売場天井のジプトーンがカビる季節になってきました。
特に東海地域外から進出の企業で、良く見受けられます。
この地域は夏季の湿度が非常に高いのですが、知見が不足しているのでしょう。
見栄えも良くないし、衛生上も問題がありますので対応はきちんとしていただきたいものです。
しろうと同然の設備給排水業者の言うままに、トンチンカンな対応をしている企業もありますので、アドバイスを。
◆売場天井のカビ対策について
対策というのは、ひとつひとつ順を追って分析し、それに対応するのです。これを論理的に対応するといいますよね。
これは、中学校レベルの生物学・物理学でOKです。
まず、カビが生えるための4要素です(中学校生物学)。
1.カビ胞子
2.栄養素(カビにとっての)
3.適度な温度(20~30℃)
4.適度な湿度(70%以上または水分)
この4要素の内、ひとつでも欠ければカビは生えません!
詳述はしませんが、1と2は空気中にも存在するので対策は出来ません。
3と4のどちらかを断ち切れば良いわけです。
3の温度について考察します。熱の伝わりかたの3要素は、伝導・対流・輻射です(中学校物理学)。
ほとんどの方が誤解をしているのですが、カビの原因は輻射(冷輻射熱)です。
天井カビの多くが、冷凍ショーケースの上部であることから、ショーケースから冷気が上がると言う方がいます。
これは確実に誤っています。冷気は上がりません、下がるのみです(対流)。
しかし、人間の快適温度とカビのそれは近似値です。したがってこれの対策もなかなかに困難です。
最後に残るのは、4の湿度コントロールです。
実は、上記の冷輻射で、冷・や・さ・れ・た・天井に対し、東海エリアの湿潤な空気が触れることにより結露するのです。
結露により、天井ジプトーンに水分が供給されることで、カビが生えるための4要素が完結するのです。
したがって、最善策は、天井の結露防止ということになります。
そしてその実務対策としては、シロッコファンもしくは天井裏換気ということになります。
間違っても、1・2を対策して、食品衛生法違反の防カビ剤を使用することのないようにお願いします。
SMやDrgsの売場天井のジプトーンがカビる季節になってきました。
特に東海地域外から進出の企業で、良く見受けられます。
この地域は夏季の湿度が非常に高いのですが、知見が不足しているのでしょう。
見栄えも良くないし、衛生上も問題がありますので対応はきちんとしていただきたいものです。
しろうと同然の設備給排水業者の言うままに、トンチンカンな対応をしている企業もありますので、アドバイスを。
◆売場天井のカビ対策について
対策というのは、ひとつひとつ順を追って分析し、それに対応するのです。これを論理的に対応するといいますよね。
これは、中学校レベルの生物学・物理学でOKです。
まず、カビが生えるための4要素です(中学校生物学)。
1.カビ胞子
2.栄養素(カビにとっての)
3.適度な温度(20~30℃)
4.適度な湿度(70%以上または水分)
この4要素の内、ひとつでも欠ければカビは生えません!
詳述はしませんが、1と2は空気中にも存在するので対策は出来ません。
3と4のどちらかを断ち切れば良いわけです。
3の温度について考察します。熱の伝わりかたの3要素は、伝導・対流・輻射です(中学校物理学)。
ほとんどの方が誤解をしているのですが、カビの原因は輻射(冷輻射熱)です。
天井カビの多くが、冷凍ショーケースの上部であることから、ショーケースから冷気が上がると言う方がいます。
これは確実に誤っています。冷気は上がりません、下がるのみです(対流)。
しかし、人間の快適温度とカビのそれは近似値です。したがってこれの対策もなかなかに困難です。
最後に残るのは、4の湿度コントロールです。
実は、上記の冷輻射で、冷・や・さ・れ・た・天井に対し、東海エリアの湿潤な空気が触れることにより結露するのです。
結露により、天井ジプトーンに水分が供給されることで、カビが生えるための4要素が完結するのです。
したがって、最善策は、天井の結露防止ということになります。
そしてその実務対策としては、シロッコファンもしくは天井裏換気ということになります。
間違っても、1・2を対策して、食品衛生法違反の防カビ剤を使用することのないようにお願いします。