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釣り竿が航空機の技術開発につながる

2021-07-02 06:58:49 | 日記
工業新聞に東レの社長さんの記事があった、宣伝臭もあるのだが、その力強い言葉には同意したい。
素材(技術)の開発には時間がかかる。
日本的経営が日本の素材産業の競争力の源泉となる。
つまりは、2~3年の雌伏・赤字をものともせず技術開発に向かうという姿勢だ。
その一例として、炭素繊維があげられる。

◆短期的な株主の意向には添えない
 炭素繊維は1960年ごろから世界中でその研究開発がスタートしたそうだ。
 だが、短期的なリターンを求める欧米の株主にはそのリターンを求めるのは困難だった。
 東レは必ずしもトップランナーではなかったが、事業化に粘り強く挑戦し続けたのだ。
 ゴルフクラブのシャフト・テニスのラケット・釣り竿などの用途開発を進め、徐々に事業を拡大していったのだ。

 90年代からは航空機に採用され始めた。
 釣り竿で技術を蓄積したからこそ、航空機メーカーの厳しい技術要求にこたえることが出来たという訳だ。
 ここで重要なのは、この素材技術が将来的に社会に貢献できるか否かである。
 トヨタに代表される組み立て産業は、日本経済にとって重要である。
 しかし、素材産業の知識や経験・技術の蓄積もまた不可欠と考える。
 社会を変える革新的な素材はますます重要となる、付加価値の高い日本の素材開発は強みだ。
 日本が世界をリードできるのは、歴史に裏打ちされた素材の技術力なのだ。
 
 →うんうん 日本がんばれと旗を振り回したい気分です。

  ※2~3日訪問が出来ませんがよろしくお願いします。