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CO2(二酸化炭素)削減って?

2021-07-13 06:21:48 | 日記
科学者の一部には異論もあるらしいのですが、世界中(地球上)で二酸化炭素を出し続けると、地球はもう人間が住めなくなるそうです。
そんなことになっては困りますので、各国がそれぞれ削減目標を定め、日本も挑戦的な目標を設定しました。
でも二酸化炭素って、たしか人間や動物の呼吸からも出ますよね、その辺はどうなんでしょうか。
中学校・高校の化学をすこし振り返ってみました。

◆二酸化炭素排出は電力・化学・鉄鋼精錬が多いらしい
 もうこれらの業態で、二酸化炭素排出の大半を占めているそうです。
 なかでも多いのが電力(火力発電)で、それはこんなところからもわかります。
 石炭火力発電:石炭の化学式・元素記号は「C」です。つまり燃やす(酸化する)と、C+O2でCO2になるということです。
 石油火力発電:石油の化学式は混合物ですので一律には語れませんが、主にペンタンC5H12、ヘキサンC6H14で、さらに硫黄「S」が含まれています。
        ということは、燃える(酸化する)と、H2O(水)とCO2(二酸化炭素)が発生し、さらにSOX(硫黄酸化物)も発生するということ。
 天然ガス火力:天然ガスはメタンですので、その化学式はCH4で、同じく水と二酸化炭素を生成しますが、二酸化炭素比率は少なくなります。
        C元素が少ない分だけ比較的クリーンという訳ですね。

 次世代の目標水素(H)発電はどうでしょう。たしかにCがないため二酸化炭素を発生しませんが、製造コストが高くなるそうです。
 もうひとつの期待がアンモニア(NH3)で、既存の技術の延長で活用でき、インフラもそのまま用いられるそうです。
 こちらも「C」が含まれていませんので、二酸化炭素は発生しません。あとはコストとの戦いのようです、実現性は高そうですね。
 中学・高校当時は何の意味があるのかと思った化学の授業も、この年になってやっと役に立ちました。