慶應義塾大学教授の前野隆司氏の「幸福学」が興味深かった。
この世には、「地位財」と「非地位財」という概念があるらしい。
なんだか難しそうだが、それを思いっきり簡潔にするとこういうことらしい。
◆「地位財」ではなく「非地位財」を求める
「地位財」とは、所得、財産、社会的地位、物的財など、周囲と比較して満足を得られる財のこと。
これらは、たとえ手に入れても幸福感は長続きしないそうです。
反して、「非地位財」は、他者との比較ではなく自らが主体となって幸福を感ずるものらしいです。
健康・自由・愛憎・良好な人間関係・環境などがそれに当たります。
こちらは、幸福感が長続きするとされています。
つまりは、この「非地位財」こそが、幸福の泉源として我々の人生に花を添えてくれるようです。
そしてそれは、氏がさまざまな心理学的検証によってあきらかにしているという。
さらに言えばそれらは、お金では買えないものの数々で、心に豊かさをもたらす財ということだそうです。
→たしかに、漠然と考えていたことなのですが、「非地位財」をしっかりと得たいものです。