つぶやき、遊び・仕事・日常

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石垣島

2023-03-25 06:59:03 | 日記

昨年の春に旅行し、辺境の自然と文化を味わった石垣島だ。

今般、自衛隊の駐屯地が開かれ、これで南勢諸島の力の空白地域が解消されたそうだ。

もちろん国境や国土は大事なもので、それについて反対するものではない。

だが、一方で失っていくものにはさびしさを感ずるものだ。

 

◆固有の文化は少しずつ失われていくのかもしれない

 石垣島にはたしかに、独特の文化や独特の言葉(方言)があった。

 赤瓦住宅もあったし、シーサーもあった。

 水牛車で流れるゆったりとした時間もあった。

 台湾に近い与那国島も含めてなのだが、独特の経済や文化があったはずだ。

 辺境ゆえの密貿易もあったらしい、希少種の乱獲もあった、奴隷的労働のサトウキビ栽培もあったかもしれない。

 それでも独特の旋律は、訪れる者の心に響く。

 野鳥の宝庫で、アカショウビンも簡単に観察でき、サシバなんかは渡りで疲れた個体をただ拾うだけだ。

 

 あの独特の旋律は伝承されるのだろうか。

 ソーキソバ等のあの食文化は伝えられるのか。

 あの熱帯魚のようなカラフルな漁業や、絶品の石垣牛はどうなっていくのか。

 パイナップル畑は、より南国にとってかわられるのか。

 

 →そういったものを無くすのが発展というならば、それには賛同できません。

  なくなってからそれを惜しんでも、もう復活はできないものだと思いますから。