経済学者の佐伯啓思氏が、
「自分にとって必要なものはなにか、今一度考える時期にきている」と語っている。
たしかに、発展とか成長とかを追い求めすぎているのかもしれないな、とも思わされた。
◆それは無駄なものではないのか
僕の(佐伯氏)学生時代1960年代から70年代ですが、夕方の6時にもなると街行く人がまばらになって、
7時を過ぎるとほとんどの店は閉まっていました。
大型ショッピングモールなんてのはなく、日が暮れれば自然と家に帰り、家族で食卓を囲む、
それが当たり前の日常だったはずです。
多くの日本人が等しく欲しいと追い求めてきたもの、それは必ずしも人生を豊かにするものではありません。
私たちの生活はあまりにも無駄なものが増え過ぎました。
それでも飽き足らずに、常に新しい刺激を求めて心のバランスを崩してしまっている。
ひとりの人間がありのままに生きる。
そのためには、どれだけのものが必要かと考えれば、本当はそう多くはないはずです。
ものが溢れていれば、それに振り回されてしまいます。
じっくり考え直してみてはどうでしょう。
→たしかに おいらにとって本当に必要なものは、それほど多くはないのかもしれないな。