おいらの情報源のひとつは、マンガ喫茶だ。
そしてそこで、弘兼兼史氏のマンガからまたひとつ学んだ。
料理人と顧客とのやり取りなのだが、ビジネスパーソン全般にも通じることのようだ。
◆顧客満足が最優先
ある程度腕に自信のある料理人ほど陥りやすい感覚についてだ。
米国での高級焼き鳥店でのこと、絶妙の焼き加減で提供した料理が顧客の要望と合わなかった。
顧客は、自らの好みのステーキ同様に、焼き鳥もウエルダンにしてくれと言う。
そんなことをすれば、せっかくの風味が失われてしまう。
料理人は、自らが提供した料理が最善だと説明する。
しかし、顧客は納得しない。
では、何が正解なのか。
本物の和食を、米国人にも提供したいその気持ちは尊い。
しかし、人間の舌は様々なものだ、料理人がどんなにおいしいと思うものを作っても、
その顧客がおいしくないと感じれば、それはおいしくない料理だ。
料理で自分の技術や知識を見せるのではなく、顧客に満足を与えるのが本物の料理人だ。
正しいと思われる行動が、社会に受け入れられないことはヤマほどある。
それを理解するのが大人だ。
→なるほど、ちなみにおいらはシニアなので、大人を超越した存在であるべきだな。