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週刊誌報道と論語

2024-02-11 07:00:03 | 日記

最近、週刊文春や週刊新潮の報道で、世の中が湧きたっているかのようだ。

性被害に関しては、たしかに興味深い話だし、被害者がいるならば救済が必要だとは思う。

だが報道された側に、即時的に悪影響が出ているのを見ると、こういうやり方でいいのかな、とも思わされる。

思い出してみれば、論語の中にこんな有名な言葉がある。

 

君子は和して同ぜず

 君子とは立派な人物のことだろうし、和とは自分をしっかり持ってその上で周囲と協調することだろう。

 そして同とは、自分を持たないでただ付和雷同することのようだ。

 つまりは、立派な人物は「和」はするが、「同」はしないもののようだ。

 

 日本社会は長らく「和」を重視してきたと思うが、

 その「和」は、ややもすると論語の言う「同」になりがちではないのか。

 その意味で、一方的な報道で、一方だけを指弾するというのは時期尚早なのかもしれないな。

 多くの方々が、君子的に行動されることを願いたいものです。

 

 →刑事裁判においては、「疑わしきは被告人の利益に」との原則もありますよね。