孫子の兵法に「戦わずして勝つ」というのがあったはずだ。
そんなことはわかっちゃいるのだが、人生においては、つい戦っちゃうことがあるものだ。
同様に老子も、私は相手よりも下手に出ます(不争の徳)、と言います。
そんな両翁の言葉を、ちょっと立ち止まって噛み締めてみよう。
◆ムダな争いは避けなさい
敵の存在は、心身ともに自分を疲弊させる。
戦わずして事が自然に運ばれるならば、そうすべきである。
水はこの世で最も弱いもののように思える。
しかし水は、柔弱が故に、剛強なものにも打ち勝つことができる。
相手の出方に応じて変化し、いかようにも対処することが出来るのだ。
水はとても謙虚だ、水は自ら下へ下へと流れていく。
水がなければ生物は生きていけないが、水はそれを自己主張することはない。
おお~ おいらの好きな日本酒「上善如水:じょうぜんみずのごとし」ですね。
そう言えば、縄文時代の人類は、5000年以上も争いごとをせずに、
山の実や川の魚を食料として採集し生きていたそうだな。
それで生活できるはずなんだがなぁ・・・