自宅で使っていた掛け時計です。
今も工房で、毎日休みなく活躍中。
物心ついたときにはもう自宅にあったので
どのくらいの「年齢」なのかは不明です。
ご覧のとおり文字盤はボロボロだし
ゼンマイは20日しか持たないので
時報の「ボーン・ボーン」が遅くなったら要注意。
一日に数秒狂うのは当然のことで
なかなか厄介な掛け時計ではあります。
ところで・・・
いつの時代も機械は時計に限らず
使うものであり、使われるモノではないけれど。
パソコンも自動車もテレビも進化すればするほど
そして便利を通り越して大きなお世話になるほど
主従関係が逆転し、使われている自分が情けない。
そんな最近の自分への戒めの意味を込めて
この掛け時計のゼンマイをこれからも巻き続けます。