木の枝を削って作ったコケシです。
しかし、タダの自作コケシではありません。
忘れもしないウン十年前(オット、また昔話だ)
お昼の弁当のデザートにB君が持ってきたミカン。
そのミカンを貰って食べた後の種を冗談半分で鉢に埋めておいたら
な、なんと芽が出てベランダでグングン育っていきました。
その後、幼芽の出た鉢を群馬に帰ってくる時に持ち帰り
今ある工房の横に植えておいたところ数年後には実がなり始めたのです。
正確にはミカンではない柑橘類だったのですが
毎年沢山の実がなるまでに成長しました。
しかし、植えた場所が隣地にひっかかるまでになってしまい
泣く泣く引き抜くことになり、記念にミカンの枝で作ったのがのこコケシ。
要するに、有名なモンゴルの民話の
スーホから馬頭琴を作った少年のように
ワタシもミカンの枝からコケシを作ったという事を言いたかったのです。
こんな裏話の後に改めて見るコケシの顔は何だか悲しそうダ。