工房アパート時々倉庫

仕事半分、趣味半分。

羊は安らかに草を食み

2016年08月06日 | 日記・エッセイ・コラム
永六輔、大橋巨泉、中村紘子、今年は辛いです。
特に辛かったのが世界のトミタこと冨田勲サンの訃報ですね。

このヒトのおかげでKORGのシンセサイザーを買っちゃったくらいですから。
就職して一年目、ボロアパートの四畳半の押入れの戸を外して・・・あぁ、若気の至り。

実は、今でもハードディスク・ステレオのタイマーのスタートは
トミタ・バッハの「羊は安らかに草を食み」にセッティングしてあります。

クラシックにはほとんどご縁のなかったワタシではありますが
トミタさんのお蔭で中学生レベルくらいにはなったような気がします。

そんなわけで、図書館で借りて来たトミタさんのCDがコレ。



「月の光」も「火の鳥」も今聞いても全く色あせない名曲。
更に富田さんと言えば・・・そう、NHK「新日本紀行」のテーマ。

各局での追悼番組で繰り返し繰り返し何度も聞きましたが
曲の中の「カーン」という効果音(?)を聞くと条件反射で鳥肌デス。

ワタシにとって残雪の山あいを縫って走るSLが必ず浮かんでくる曲。
条件反射が起こるのは「東京オリンピックマーチ」とこの曲だけ。

改めて音楽の凄さを思い知らされた気がします。


それにしても、一世代前の「気になる人」がいなくなりました。



              合 掌