じぃじ・スナフキンの気まま日記

スナフキン大好き「じぃじ」が、自然とのふれあいや地域の情報を、気ままに綴ります。

津軽の夏の夜に、町内運行「ねぷた」出陣!

2021年08月01日 | 祭り・イベント・行事
7月31日(土)、コロナ禍により、「弘前ねぷた祭り」は中止となりましたが、地区限定の「町内運行」が始まりました。

それでは、「東地区町会連合会ねぷた」を紹介します。

遠くから、「ねぷた囃子」が聞こえて来ました・・・。
やがて、子供達の掛け声と一緒に「ねぷた」がやって来ました・・・。

「町内運行」なので、小規模な「ねぷた」かなと思っていたのですが・・・、本格的で立派ですよ。
先行の「前ねぷた」は、組ねぷたですね。

先ずは、「前ねぷた」からです。

「津軽鬼伝説」と書かれています。
「蓑(みの)」を纏った「赤鬼」ですね。
移動して、正面斜めからです。

「赤鬼」が「鍬」を持っています。
津軽の鬼伝説には、農民を助けたり、卓越した技術を伝授したりと、何故か「善の鬼」伝説が多いんです。

それでは、「見送り絵」です。

鬼と若者が、相撲を取っている絵ですよ。
優しい「鬼」だったんですね。

さてさて、メインの「ねぷた」です。

鏡絵は、「農業中興開拓の祖 津軽信政公」だそうです。
津軽信政公は、四代目藩主で、新田開発や治水工事等を積極的に進めたそうです。
そうそう、「津軽富士見湖(廻堰)」も灌漑用水源として築造され、堤長は延長4.2kmと、日本最大の長さを誇る「溜池」なんだそうですよ。

そして、「見送り絵」は・・・、

「正室 不卯(ふう)姫」だそうです。

そう言えば、「ねぷた」全体が、ロウソクの灯りの色調で、渋くてイイですね。

「ねぷた」が去って行きます。

この、ちょっぴり寂し気な風景もまた、良いんですよね・・・。

さてさて、関係者の皆さんは大変でしょうけど、「コロナ対策」をしっかりとしつつ、伝統を受け継いで行って欲しいものですね。
来年こそは、「ねぷた絵巻」の様な「合同運行」を見たいものですね・・・。

あぁ・・・、津軽の夏の夜は、やはり「ねぷた」ですよね・・・。