山代日記 ~神楽とか、田舎行事とか~

山口県岩国市錦町に伝わる上沼田神楽を中心としたブログ。
広域組織の山代神楽連絡協議会や農作業、田舎行事なども掲載。

H28年岩国民芸まつり(13-3谷津神楽保存会)

2016年10月05日 21時56分53秒 | 岩国民俗芸能まつり
11月13日(日) 11時10分~11時40分
3.谷津神楽保存会(岩国市玖珂町谷津)
注連灑水



⬛団体紹介
谷津神楽舞は、玖珂町北部にある山王宮(現・比叡神社)に江戸時代末期に、この地方を襲った大凶作による飢饉と疫病から何ら対処すべき技を持たなかった当時の人々が、これらの大自然の脅威を神の怒りと受け止め、残された気力を振り絞り村を挙げて神の怒りを慰める腐心したと伝わっています。嘉永2年(1849)に奉納された神楽面が多々あり、現在もこの面で奉納しています。

⬛演目紹介
谷津神楽舞は、玖珂町北部にある山王宮(現・比叡神社)に江戸時代末期にこの地方を襲った大凶作と、それに伴う飢饉と疫病が蔓延が、その起こりと伝えられています。これらの大自然の脅威に何ら対処すべき技(わざ)を持たない当時の人々はそれを神の怒りだと受け止め、残された気力を振り絞り、村を挙げて、神々の怒りを鎮めようと腐心しましたと伝わっています。本日披露する演目は「注連灑水(ちゅうれんしゃすい)です。

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 3.谷津神楽保存会
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11月12日
11月13日

H28年岩国民芸まつり(13-2藤生神楽保存会)

2016年10月05日 21時56分46秒 | 岩国民俗芸能まつり
11月13日(日) 10時30分~11時00分
2.藤生神楽保存会(岩国市藤生)
天津岩座



⬛団体紹介
藤生神楽は、藩政の頃神職にあるものが集い宮神楽として疫病や飢饉の退散と五穀豊穣に感謝するために奉納されたと伝えられています。明治初期の頃、社人神楽が廃止された時、当地区の神職にあった人が岩国藩内天王社から神楽道具を貰い受け藤生地区の里神楽として受け継がれてきているものです。一時途絶えたこともあるこの神楽も平成2年に復活し、毎年のふるさと天神祭での奉納を初め老人福祉施設等の慰問舞等で活発に活動してます。

⬛演目紹介
天照大御神は弟の素戔嗚尊の度重なる乱暴な仕業でいたたまれくなり天の岩戸という岩穴に入り岩扉をピタリと閉じられらたため、世の中は暗闇となりました。そこで八百万の神たちは高天原の天の安河に集まり、天照大御神を岩戸から引き出す方法を相談しました。天鈿女命は身振りおかしく踊り、岩戸の前を賑やかにします。天照大御神は少し扉を開けた様子。そこに手力男命が出てきて、その大力を以って岩扉をあけることに成功し、世の中は元のように明るくなりました。本日はお隠れになった岩戸の前で賑やかに舞うところから始めます。どうぞごゆっくりとご覧くださいませ。

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 2.藤生神楽保存会
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11月12日
11月13日

H28年岩国民芸まつり(13-1秋掛太鼓保存会)

2016年10月05日 21時56分40秒 | 岩国民俗芸能まつり
11月13日(日) 10時00分~10時15分
1.秋掛太鼓保存会(岩国市美和町秋掛)
連山、流し打ち



⬛団体紹介
美和町秋掛は、周防と安芸の境界にあり大内時代から、たびたび軍勢が安芸に駆け込む侵攻口となっていました。秋掛の地名は、この「安芸駆」の由来が発祥と云われています。四境の役の時も長州軍が高らかに軍鼓を撃ち鳴らしながら侵攻していったことが、広島県の佐伯町史にも記述してあります。このように国境の地にあった秋掛には芸州方面から文化の流入も盛んであり、古くから種々な芸能が発達し伝承されました。
近年、ふるさとづくり活動が活発化してくる中から、この伝統ある秋掛太鼓も地域の人々によって掘り起こされ、新しい工夫も加えられて再登場したものです。

⬛演目紹介
秋掛太鼓流し打ちは、四境の役のとき、進軍太鼓が起こりと言われています。静止している大太鼓を打つ形式に変えられたのは、ずっと後の時のことです。打ち手の人数や、打ち方を変えながら、一定の音が連続して続けられ、次第に、早く細かく鳴らして、最後は静かにゆっくりと止めるものです。変化と迫力に富んだ、この流し打ちは、昔の軍勢の進軍の様子を、彷彿とさせるものがあります。

 1.秋掛太鼓保存会
→2.藤生神楽保存会

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11月12日
11月13日

H28年岩国民芸まつり(12-16釜ヶ原神楽団)

2016年10月05日 21時56分33秒 | 岩国民俗芸能まつり
11月12日(土) 19時30分~20時10分
16.釜ヶ原神楽団(岩国市美和町釜ヶ原)
八岐大蛇



⬛団体紹介
釜ヶ原神楽団は、岩国市美和町の東北部、山口県と広島県の県境を流れる小瀬川の中流域に位置する、大三郎・釜ヶ原地区にあります。釜ヶ原神楽の舞は「山代狂言神楽」と呼ばれ、テンポの速い八調子に合わせた激しい舞が特徴で、昭和初期に本地区に伝わって以来、伝承活動を続けています。現在の団体数は18名で、地域の芸能大会や福祉施設への慰問、近隣のお祭り等で披露しています。

⬛演目紹介
須佐之男命は諸国を歩かれて神として立派に成長したが、月日が経つにつれ故郷が恋しくなって、出雲の国に来られ、斐の川に沿って川上に上ってみると、嘆き悲しむ老夫婦(足名椎、手名椎)と奇稲田姫に出会った。
 理由を尋ねると、八岐大蛇が毎年現われ、既に七人の娘が攫われ、残ったこの奇稲田姫もやがてその大蛇に喰われてしまうとの事。須佐之男命は、奇稲田姫を妻にすることを条件に毒酒を用意させ、酔ったところを退治する。そのとき、大蛇の尾から出た剣を『天村雲宝剣』と名付けると、天照大御神に捧げ、奇稲田姫と結ばれるという物語です。

←15.岩国行波の神舞保存会
 16.釜ヶ原神楽団

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11月12日
11月13日

H28年岩国民芸まつり(12-15岩国行波の神舞保存会)

2016年10月05日 21時56分26秒 | 岩国民俗芸能まつり
11月12日(土) 18時45分~19時25分
15.岩国行波の神舞保存会(岩国市行波)
荒霊武鎮



⬛団体紹介
この神楽は、明治4年の太政官布告によって神官による神楽奉納が禁止されるまで、世襲神主によって奉納されていた社家神楽で、藩制期以降、各地の春秋例祭において行われていました。その後は里人によって神楽を継承。観衆の目を意識し、舞い方を改変したり、華美になることなく、伝統を良く伝えられていると評価され、昭和54年2月に国の重要無形民俗文化財に指定されました。足掛け7年毎に当地河川敷に神殿を設え奉納される「願舞」は一昼夜半におよび、全十二座と八関が奉納されます。

⬛演目紹介
この神楽はもともと岩国藩に伝わる社家神楽が里人によって伝承されたもので、その起源は寛文8年(1668年)以前とされています。静と動を併せ持ち、腰をかがめた姿勢で舞われ、反閇(へんばい)と呼ばれる独特な足の動きが特徴で、神楽継承後、観衆の目を意識して舞い方を改変したり、華美に走ったりすることなく、伝統をよく伝えていると評価され、昭和54年2月に国の重要無形民俗文化財に指定されました。足掛け7年毎に行われる「願舞(がんまい)」は一昼夜半にもおよぶものですが、本日はその中から「荒霊武鎮」の一部を披露致します。

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11月12日
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