趣味・興味プラス挑戦
=友人の挑戦、銅版工芸=
趣味と挑戦で悠々と歩んでおられる友人の作品展です
ご本人はこのブログで作品を公開する事にかなり躊躇っておられました
が、そこは私の熱望でここに11点の作品を紹介します。
友人、つーさんのメッセージ
銅板工芸は四日市市民大学のクラブ活動で教わり今では少しは見て
頂ける様に成りつつあります。 作品の作成要領を列記します。
寿
銅板工芸作成手順
銅板、厚さ0.15㍉を固い敷板(ガラス、樹脂)の上で下絵を写し罫書き
してやわらかい敷板に置き換え裏側から竹や木のヘラで押し出し反転し、
固い敷板で切り付けて高さ揃えと平滑に注意しながら押出しを何回も
繰り返した後紙粘土を裏込みしベニア版に貼り付け止水のため周囲を
テープ止めする。
卯
喜
この銅版の文字、よーくご覧下さい。ある文字を幾つか組み合わせ
て書かかれております。当ブログの末尾で解説しておきます(*)
銅板表面の汚れを食器クレンザーや酸(サンポール)洗いをして温水で
ムトウ(610)ハップの希釈溶液内で(目安があっても温度と量は全て
感と経験)表面をむらなく酸化染色し(非常に微妙)頃合いで表面を
水洗し重曹にて定着する。乾燥後全面にピカール(金属磨)を薄く塗付
し乾燥後に浮き出すところをピカールにてこまめに磨き上げます。
生涯現役
最後はラッカースプレーを吹き付け完了です。特に注意することは銅板
の扱い方、爪やゴミ、袖口のボタン等の突起物の傷に注意し磨きには
ピカールを木ヘラ(割り箸やアイスキャンデーの握り棒)で少しずつ焦ら
ずに剥離しクロスで磨きます。
吾れ唯だ足ることを知る
笑う門には福来る
鶴亀
笑
つーさん
年齢的には大先輩です。八田正文先生(私達が写真を教わっている
先生)の写真教室でお目にかかり丸4年、写真では構造物を生徒の誰
よりも得意とする三重県の超元気おじさん(お爺さん)です。
道
幽玄
行
この 行 は私がいただ作品です。 行いを正しなさいとの忠告かな?
先ずは好奇心、興味を持てばなんとかなるかと: Kennyの場合
なんとんも寂しい見出しですが、その当時は本当に心配しました。
ほっておいても忙しさが付きまとう会社生活。毎日出掛けるところも
あります。ところがある日突然全部なくなるんですよね。私の場合もう
4年も前のことです。
私も「趣味・興味プラス挑戦」を座右の銘にこれまで歩んできましたが、
趣味を通じて多くの友人にも恵まれました。そして今この銅版工芸を
知り、また接することも出来ました。
作品を観せていただき:
日本の伝統工芸にはこのような分野もあるんですね。伝統工芸は
どれをとっても根気のいる作業を伴います。それだけに長い歴史と
そここから生まれる工芸の美を楽しむことが出来るのだと改めて
感じ入った次第です。
今を大事にされる、そして珍しい分野の趣味を楽しんでおられる、
これからも見習っていきたい友人に是非ご登場願いたいと思って
おりました。
つーさん、ありがとうございます。 また次回を楽しみにしております。
なお皆様からいただきましたコメントはご本人にお伝えいたします。
(*) 「喜」は平がなの ありがとう から出来ております。
(銅版工芸作品展開催期間:1月30日ー2月4日)
今日もご覧くださいましてありがとうございました。