Kennyの写真便り
=雪の朝が何日も=
この冬も暖冬かと。ところが昨年末になり日本列島に大寒波が押し寄
せてきました。小さい頃から母親から聞いてきた「南雪」がぴったりで
私の住む野洲市では3月に入っても何度も雪化粧の朝を迎えました。
(この日記の掲載期間:3月25日ー3月31日)
雪化粧した朝、自宅の近くを歩いて見た風景です
薄っすらと白い田畑はまだ日陰・早朝の比良山系
周辺の田畑の雪の朝はまだ日陰にありました。遠くにそびえる
比良山系はこの冬は日本アルプスの様相、白く輝いています。
私の住む滋賀県野洲市では、3月になっても雪の朝が何日もありました。
野洲に居を構えて35年以上になりますが、30年以上も前では雪の朝
で通勤に苦労したこともありましたが近年ではもう忘れるくらいでした。
ところが勝手なものですが通勤のない今、その上カメラが趣味となっては
朝窓の外が真っ白とあれば朝食も後回しにして歩き回るか、車のエンジ
ンをかけての町のはずれまで、となります。
薄く積もったその朝
近江平野は雪化粧です。遠く向こうには比良山系、
その日は終日かなりの冷え込みでした
寒い朝の三上山
この冬は、このように雪化粧した三上山を何度も見ることが出来
ました。薄日が差しているのですが・・、やがて雲に包まれました。
3月に入り・・、こんなことは久しくなかったな
散歩中のおじさんのお話です。次の植え込み準備が整っています。薄っ
すらと雪が降りかかった長閑な田園の風景です。ところがお昼にもなれ
ばやはりもう春、この日の朝も寒かったとはいえ雲雀が賑やかに鳴いて
いました
初詣の御上神社
野洲に引っ越してきた当初は元日といえばこのような、いやもっと
雪の多い事が何度もあったように記憶しております。当時は幼い
息子達と、そして今年は雪の合間の初詣を小学生になった孫達
と一緒に。
国宝の御上神社本殿もいい景色です
近くにある神社(行事神社)の境内です
真っ白、踏み跡もない。そして斜めから朝日が差してなんとも心洗わ
れる、新鮮な雰囲気につつまれます
自宅の直ぐ傍のお寺(連照寺)の大屋根です
次の写真、お宮さん(行事神社)への桜並木、萱葺き民家を撮りに
と前を通り見慣れたお寺の屋根を見て思わず足を止めて見入って
いました。 まさに雪化粧された大屋根です。ちなみ近年屋根瓦の
葺き替えがあり屋根そのままでも燻し銀の美しさを誇っています。
神社に通じる雪並木(本来は桜並木)
毎年この位置から満開の桜をカメラに収めています。このような朝日に
輝くきれいな雪に覆われた桜並木ならぬ、雪の並木となりました。
白と桜色の違いだけでこの写真が撮れたことに大満足でした。 この日
はやや長い時間、朝日に恵まれました。
市立 野洲図書館
ふんだんにガラスが使われ採光性を考えられたモダンな図書館です。
館内のギャリーでは写真、絵画、書などの展覧会が頻繁に行われて
います。
市立 銅鐸博物館
日本で一番大きな(144cm)銅鐸が野洲市で発見されました。発見された
個数でも島根県加茂岩倉遺跡に次いで二番目です。
ちょっと残念な事に、その144cmの本物のの銅鐸は東京の国立のなんとか
博物館にあるそうです。本当に常時そちらに置いておく必要ってあるの?
地元の者でもお目にかかれずにお別れなんだ。見たいね、本物。その他館内
で展示の貴重な銅鐸は殆んど複製です。 もっとも本物、複製の区別は私には
つかず、自由人になった今じっくり鑑賞して小さな字の「複製品」で気が付いた
次第!これって法律でそうする事になっているんですか? 埃を被っていなけ
ればいいですがね。
県立希望が丘文化公園・広大な芝生の広場
スポーツや野外でのいろんな体験が出来る施設が整っています。公園
の規模は東西約4Km,南北約1Km、面積416ヘクタールだそうです。
広大な芝生広場も真っ白です。今では3月に入りこんな景色はめったに
見ることが出来ません。
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100歳を超えた萱葺の民家
野洲に引っ越して最も気にいっている散歩コースです。車が通らず
(住民のみ)春には遠出せずに見事な桜を鑑賞できます。その並木
通りの中央にある一軒だけの民家がとっても好きで、毎年何度も
訪れています。
優しいおばーちゃん
カメラを始めて3回目の冬です。この冬お馴染の、しかし雪化粧した
とっても綺麗な姿の萱葺屋根に出会えました。私が生まれた湖北の
実家も元はこの屋根でした。今年始めて住人のおばーちゃんにお会
いして歓待されました。かなりご先輩のようでしたが、といってもこっち
もおじーちゃんか。この家は100年前のもので屋根はもう葺き替えの
時期を過ぎているんだが材料、そして職人さんの手がとの事です。
でも私には見栄えでの葺き替えなら苔むす今の屋根の方がいいです。
裏庭にはこれまた相当年代ものの梅の木があり案内していただきました。
今日もご覧下さいましてありがとうございました。