雨飾山、1963m 結構きついぞ
=ブナ林あり雪渓、お花畑に急登攀=
(この日記の掲載期間:8月31日~9月6日)
笹平から雨飾山
やっと登山が・・・
まだ今シーズンは伊吹山(1377m)そのページ、取立山(1307m)そのページ
を歩いただけでぼちぼちと思っていたところ、京都の山・スキー仲間が
声を掛けてくれた。「どっかいかへんけー」と。この発音、京の生まれで
はない。大阪のど真ん中出身。 奥方は京女。年間を通してご夫妻とは
電気、水道、トイレの不便なところ、また雪の時期には滑り終えての温
泉をご一緒しています。今回は一緒に雨飾山を歩きました。
登山概念図 雨飾山
(これら小サイズの写真はクリックで拡大します。以下同じです)
雨飾山(ウキペデアから抜粋)
深田久彌によって日本百名山に選定、長野県側からは小谷温泉から、
新潟県側からは雨飾温泉からそれぞれ登山道がある。小谷温泉から
の登路は荒菅沢奥壁となる「布団菱」を眺めながら比較的楽に登頂で
きるが、雨飾温泉側からは急登が続く薬師尾根を登らねばならない。
最大の急坂箇所 そこに優しく
我々のルート: ゆっくりと
長野県側、小谷温泉からの登山です。下調べではコースタイムから
見て簡単楽々日帰り登山と思っていたが・・・との文字があっちこちに。
正にその通りでしたが、我々は別段山頂を極めてさっさと野洲、京都
に帰らなければならない理由も我々を待つ方がいるという社会貢献も
していない身分、ゆっくりと時間を取っての旅です。
オートキャンプ場 ゆったりと二張リのテント
雨飾高原キャンプ場
登山前日は登山口にあるキャンプ場までの移動でテント泊。体力・気
力を整えて当日は早朝スタートのピストンです。コースタイム往復7時
間ぴったりの登山でした。気力を整えるにはなんと云ってもジュージュ
ーときりっと冷えたビールやそれぞれが日頃頂いてる飲み物です。
両方のかみさんはお酒は頂きませんが、その分お喋りで十分英気を
養えるようです。よう疲れませんなー、ほんま。
キャンプ場 晩餐 ゆっくりと
嬉しいのはその施設の管理人さん、こういう所では禁止・命令でうんざり
が普通ですが実に柔軟的ですっかり高原の気持ちよさを満喫せて下さい
ました。勿論我々も気配りをします。例えばゴミ(ゴミ箱はありましたが)を
一切残さず持ち帰ります。有料のキャンプ場とは云えど先ずはこれが山
のマナー第一と心得ています。
登山日前後は朝夕大荒れ
日本列島、雷雨で大荒れの時期でしたが登山中は快晴微風、下山後
大雨となり帰り支度に難儀しました。それでなくともこの山で快晴を期待
する方が間違いやそうです。実に幸運でした。
ブナ林、雪渓,急坂とやはり百名山は・・
では、ここからは映像でご一緒に雰囲気を味わって頂きます。
昨晩の雷雨も朝にはこの通り、登山開始です(午前7時)
北陸の山の姿、ブナ林を気分よく快調に
やがて雨飾の布団菱と呼ばれる岸壁が見えてきます
雪渓、豪雪地帯です。登山口付近で7、8m積ることもあるそうです
この後この雪渓の荒菅沢を上部から見るのも一興です
この坂を
荒菅沢(あらすげさわ)を振り返る
糸魚川、市内、そして日本海
雨飾山山頂鞍部のお花畑
山頂から歩いてきた笹平を望む
祠と4体の石仏 (北峰)
深田久弥のお話です
「古い漁師の話では、頂上の石仏は、糸魚川地方で有名な羅漢上人と
いう坊さんが、自身で石を刻み、それをこつこつと山へ運んだものだそ
うである。山にウラ・オモテがあるとすれば、雨飾山はやはり越後の方
がオモテであろう」
茲愉有人さん(私のブログの訪問者で社友)から頂いた情報をそのまま引用
させて頂きました。この祠、石仏を今日は調べなければと思っていたと
ころ今朝嬉しコメントを頂きました。茲愉有人さんありがとうございます。
数々のお花 それを撮るある老人(仲間は、おおまた始まったーと)
写真:妻撮影の写真も含みます。 お花、雨飾山など・・(やばい!)
今日もご覧くさいましてありがとうございました
ブログ拝見。
雨で飾られた山という名のとおり、雨の多い日が続くのでしょうか。深田久弥も雨で、空しさを味わったとか。
その中で、登頂の日には天候が良くてラッキーでしたね。
「山は心をあとに残す方がいい、と言った人がある。」と深田久弥は書いていますね。雨飾山に幾度か登り損ねたと。そこから「久恋の頂に立った。しかも天は隈なく晴れて・・・」という感激の表現が湧いて来たのでしょう。
小谷は「おたり」と読ませるのですね。深田久弥の文でルビがふってあったので知りました。
急坂、布団菱・・・ 登ってみたい!
深田久弥は、石の祠と越後の方に向いた古い石仏のことを記していますが、
どんな感じなのでしょう・・・・
雪渓あり、岩場・急坂あり、お花畑あり・・・・いいですねえ。
空の色がこれまたワンダフル!
私は富士登山の時もいい天気に恵まれました。相棒が5回目の挑戦で初めての快晴と感動していたのを思い出します。心を残すことなく・・、でもそれでは感激を今一つ味わっていなのかもしれません。
小谷、学生時代からスキーでお世話になっていましたので珍しく自然と「おたり」と呼んでいました。 浅井家のお城は「おだに」、しかし大津市の「穴太」では苦い経験があります(笑)。
それにしてもご指摘(コメント)は流石、そして参りました! ありがとうございます。
「古い漁師の話では、頂上の石仏は、糸魚川地方で有名な羅漢上人という坊さんが、自身で石を刻み、それをこつこつと山へ運んだものだそうである。山にウラ・オモテがあるとすれば、雨飾山はやはり越後の方がオモテであろう」
だそうですね。
昔の信仰者はすごいですねぇ・・・・
写真掲載、ありがとうございます。深田久弥の文章が絵になりました。イメージが具体的に膨らみます。
会社の同じ職場によく山へ行かれる方がおられます。その方は高山植物の写真を撮ってきては見せてもらっています。知らない植物ばかりで、本当に日本は自然豊かだなと思います。
またいろいろな山の写真を期待しています。
変な講釈を付けなくて良かったと八幡遊人さんのコメントを頂きほっとしています。今、文章の出だしをちょっと書き換えました。「ここからは映像・・・」の「ここからは」です。「写真でいっしょに登山とありましたので楽に登らせていただきました」と、なんとかこの山の雰囲気をお伝え出来たのかなと安堵いたしております。ありがとうございました。
孤高に一人で登るアルピニストもいれば
数人の仲間で登る人 ツァー参加での登山
山岳会に所属して 教室で学び本格的に登る人
山に登る理由? それぞれの目的の違いによって
いろんなスタイルがあると思います
でも 一番 羨ましいなぁと思うのは 仲良しの
御夫婦同士で 大所帯ではなくこじんまりと
自分達のペースで登れる
若い頃はがむしゃらに登るのもいいかもしれないけど
人生も後半になると こういうゆっくりと楽しむ登山が
一番 いいですねぇ~♪
次は 紅葉ですね
でも相棒(友)のようなきっかけでのご夫婦なら分かりますが(相棒は元々ワンゲルクラブの先輩後輩ですから当然として)、我々は偶然の遊び人です。なのでよく遊び仲間から羨ましいと云われます。Rieさんもそう述べておられますね。
一人での登山を含む旅は考えただけでもぞっと・・、私はあきません。 そうなんですが、今シーズンは諦めました(自転車でコテン・・)。従い滋賀県内を中心に紅葉時にはぼつぼつとと思っています。
コメントありがとうございます。
4人一緒に囲まれたテーブル、さぞかし美味しかったでしょうね。写真の加工で一層想像力を発揮!色々な会話が聞こえてくるような・・・夫婦で気兼ねなくお付き合いできるお友達って本当にいいですね。羨ましい限りです。 急坂のトライ、ブナ林、絶景、花々に見入り、石仏の写真も印象に残りました。大変な仕事だった事に驚きました。
あれから痛みの方は如何ですか? 早く回復されますように、、、無理しないで下さいね。
本来はかみさんから怒られるので加工写真にしましたが、なるほど想像力を・・などなどガサツな私、ポエムさんのコメントで改めて自分のブログを読み返す始末です(笑)
お蔭様で日に日に痛みが和らぎ、一昨日から三上山登山を開始しています。この分だと10月には立山だけでも行けそうと、ハイ、無理のないところで出歩きます。そしてギターも。 17日の演奏が待ち遠しいです。ありがとうございます。 Kenny