やっと好天のアルプスに巡り合え
焼岳
大気不安定で登山計画を中止、延期も
(この日記の掲載期間:10月14日~10月20日)
上高地から見える焼岳の写真(2006年10月撮影)を末尾に追加しました
焼岳山頂に登山者が見えます。 直下から蒸気が盛んに吹き出ています
なんとか今シーズンも2000m級を歩けました
今年の秋はどうも天気がおかしいですね。 TVやネット検索でも
大気不安定のニュース、天気予報を繰り返します。
なので私 登山計画の中止、延期で、もう今年はダメかと。 ところが
予報で10月10日は晴れと告げます。ならばと急遽出かける事に。
結果、最高の焼岳登山となりました。 10年ぶりの焼岳です。
山頂から穂高、槍方向を望む
上の写真の槍ケ岳部分です
逆方向、穂高側から見た焼岳 (BSTBSの放送画面より)
上高地、梓川の流れが見えます
今シーズンの紅葉は芳しくない、が地元でのお話です 異常気象の影響か・・
(実はこの写真、赤をソフトで少し強調修整してあります)
クマザサの急斜面を左に見て歩きます
ここで、ルート及び山頂から撮影のビデオ映像で景色をご覧下さい
Kennyのビデオ映像: 絶景、焼岳を歩く
この上をクリックしてください (2分30秒)
では、登山口からの様子です
新中の湯ルート登山口 : 6時50分出発
登山口駐車場 コースは山頂までかなりの急坂です
朝日を受けて、私 急坂なんのその、です。 兎に角美しい、気分爽快!
登山口から1時間30分、樹林帯を抜け、焼岳の噴煙が見えてきます
しばらくはクマザサの中を登って行きます 山頂が見えますがまだ2時間はかかるぞ~
やがて草と大小の岩を回り込みながら歩きます。 まだまだ先は長い
コケモモ(と思いますが・・) ヤマハハコ(で間違いない?)
山頂直下の尾根が眼の前に そこまであと10分 最後の胸突き八丁
2455mの百名山を日帰りで山頂に立つ。直登に近いのは当然と
自分に言い聞かせて。 でも、日頃お世話になっている三上山のお
陰で景色を楽しみ、盛んにシャッターも押せています。 感謝!
山頂直下の尾根に到着: 9時50分 (登山口から3時間)
焼岳山頂直下、吹き出す硫黄臭漂う蒸気の傍を、最後の短い上りです 山頂まで後15分
火口湖(左) と 火口跡が尾根の真下に見えます
一体どの火口が1915年に大噴火して梓川を堰き止め、大正池を作
ったんでしょうね。
それにしても、おまけにすぐ傍で硫黄臭の蒸気がすごい音をたて噴出
している。 頼みまっせー、と。 また長居は無用が胸をよぎります。
そんなこと言うんなら、来るな~! と焼岳さんに怒られそう m(_ _)m
最後は上り、下りが10名づつ交互に 歩いているすぐ傍の岩から蒸気が!
山頂はこの賑わいです
乗鞍岳も しかし残念、雲で笠ヶ岳は見えません
そこで 途中 平湯温泉バスターミナルから見えた笠ヶ岳を
山頂踏破の証 噴火口の上部の造形美
登山は、
雨なら雨なりの楽しさがある、とよく言われます。 私も登山を始めた
頃、会社の先輩から、”登山は自然に身を置いている。 こんな日(雨
風の)が有ってもいいんじゃないですか” と。
過日、同じく会社の先輩で、登山歴40年の方が ”登山は晴れた日
に限るわ” と。
過去には私も悪天候は別として雨風関係なく歩いておりましたが、今
は無理も出来ず、晴れた日に、ゆっくりと山からの景色や山の素晴ら
しさを楽しみたい、そんな年齢になりました。
今回はまさに晴れの日を待っての登山をしてきました。 勿論かなり
ハードな登山でしたが、最高の焼岳登山でした。
紅葉の比較 (ほぼ同じ場所で)
2006年10月14日 今回 2016年10月10日
いつも訪問下さる Mさん、Cさんへ:
上高地のどこからだったか見える山? にお答えして・・・・・、
下の写真がその上高地からの焼岳です
大正池から少し上流の田代橋、帝国ホテル前から見える焼岳です
(2006年10月の撮影)
ご参考までに:
登山口での駐車:
スペース探しに苦労するでしょう。 違法駐車の車で溢れていま した。
トイレもありません。
バスの場合: 上高地ー平湯バスターミナル間のバスは、この登山口前の道路は通
りません。従い、このバスの場合は釜トンネルと安房トンネルの間に
ある中の湯バス停まで片道1時間、歩かなければなりません。
新中の湯コース登山口の位置は:
平湯温泉から上高地や沢渡に抜ける158号線の、つまり安房トンネ
ルが出来るまでの主要道路で安房峠を下った中の湯温泉にあります。
今は有料ながら安房トンネルを通りますから、バスもこの登山口には
来なくなりました。
中の湯コース(釜トンネル近く)は今通れないとの事ですよ。
今日もご覧下さいましてありがとうございました