さて、とうとう真打ち登場です。
まぁ、前回までの流れでナニが出てくるか、大体検討ついたかもしれませんが、、、暫しおつきあいを。
日曜日に中古のエアウェイブ(マイナー前、オレンジ)を見に行くことを決めたオレ。
土曜日は近所のディーラーへ懲りずに試乗しにいきました。
そう、
シビックです。
今乗っているEKシビックは2代前、今はFDシビックですね。
FDシビックは他の車同様に世代交代のたびに肥大化し、とうとう3ナンバーです。
当然、値段も跳ね上がりました。
EKシビックの頃は諸経費込みで200万円でなんとか収まったのが車両本体価格だけで200万円を軽く越えちゃいます。
じゃ、なんで?って話なんですが、前回エアウェイブにもろもろで250万円という値段に驚嘆し、中古で探すかという賢い選択の他に、250万円ならいっそのこともうちょっといい車でもいいんじゃない?というよく判らない思考が働いたためです。
半分冷やかしってーのと、以前フィットを試乗したディーラーに9月にマイナーチェンジしたFDシビックが置いてあり、その内装がまた特別仕様の
アルカンターラのシートだったんですが、『どうせ新車で買うならこれくらいの内装は欲しいよねぇ』と話してたんです。(アルカンターラは合成皮革。なんと、ランボルギーニやマセラティ、といった超高級外車にも使われてるらしい。果ては京阪3000系電車にも。オレは天然皮革の匂いも嫌いじゃないけど、嫁さんなんかはやはり天然だとちょっとキツいらしい。でも、アルカンターラだったら平気だったみたい。)まぁ、その時はFDシビックは全然候補じゃなかったんですが。(当初はコンパクトカーで総額200万円で納めるってのがあったので)
で、ネットでシビックの試乗車がある最寄りのディーラーを探してそそくさと出かける。
そのディーラーには1.8ℓとハイブリッドがあるらしい。
ところが、たまたまどっちも同系列の他店に出払ってるとか。がーん、ネットで探すまでは良かったが、電話でもちゃんと確認するもんですね、、、
でも、午後には手配してくれると言うことなので、近くのショッピングモールで時間をつぶす。
時間になったので、ディーラーを再度たずねると、おお、あったあった、シビックちゃん、、、あれ?乗りたかったのは1.8ℓのほうなんだけど、、、その平べったいホイールはハイブリッドですよねぇ。。
結局、ちょっとした手違いでハイブリッドの試乗になってしまった。
シビックハイブリッドは1.3ℓのエンジンにモーターの組み合わせによるパラレルハイブリッド。
ちなみにプリウスは1.5ℓのエンジンにモーターの組み合わせでシリーズ・パラレルハイブリッド。
よくある簡単な説明ではプリウスは電気自動車チック、シビックハイブリッドは感覚的には普通の車と変わらない、とか。
なにより1.3ℓという非力なエンジンで1,270kgもの車体を(たとえモーターアシストがあるとしても)動かすってのはどうにもパワー不足なんじゃない?と思っていました。
運転席に座り込むとなんか落ち着く。
若干の差はあれど、EKシビックと同じくらいの視点だからかな。
横幅はEKシビックの1695mmに対して1750mmと55mmほど大きくなってる。ん、でもあんまり気にならんぞ、これくらいなら。
確かにセダンとしては非常にAピラーが前に出ている(何しろ、三角窓まである)のが若干気になる。(実際、試乗時にちょっとキツい右カーブでは対向車見えなくてドキッとした。)まぁ、Aピラーが視界のジャマになるのはどの車も同じなので、そこは慣れと細心の注意で補えって事で。
さて、エンジンスタート。当然エンジンかかる。(プリウスはかからんらしい。)
どきどきしながらスタート。あれ?1.3ℓのくせに静か。
ディーラーの前の道は幹線道路なので結構渋滞してる。すぐに停止。ン?なにかメーター内で点いた。『AUTO STOP』営業マンすかさず声かけてくる。「停車すると自動でエンジンストップするんですよ。ブレーキペダルを離すとまたエンジンかかります。」ブレーキペダルから脚を離すと確かに『キュル』と軽く身震いしてまたエンジンが動き出した様な気がする。意識しないと気付かないってほどではないにしろ、もしかしたら運転手以外は気付かないかもしれない。というか停車中にエンジンの振動が車体に伝わらないので、すごく静か。
軽く感動した!
また、ちょっとした坂道だとアクセルを踏み込むので、普通はエンジンの回転数が上がり(とくに1.3ℓクラスだと)頑張ってます感があるのだが、ハイブリッドだとエンジンの回転数は上がらずにモーターアシストがかかるので、これまた静かに加速してくれる。
えらく感動した!!(初体験にドキドキしてて、ほんとに回転数上がってなかったか、なんてのはもう既に忘却の彼方。感覚ね、感覚。)
これ、おもすろい!!
なんか、一気に火がついちゃいました。
そもそも、EKシビックの前はEFシビックの3ドアマニュアル車に乗っていて、EKシビックにしたのも友人O君のクルマ選びに付き合った結果、CVTの虜となったため。友人たちからは
おまえの買うシビックの代は売れないとよく言われましたが。事実、EFシビック(グランドシビック)はその前のワンダーシビックほど売れず、EKシビック(ミラクルシビック)はスポーツシビック乗りからはダメだしを食らってました。。。まぁ、その後はハッチバック、セダン市場自体が衰退したため、シビック自体が弟のフィットに喰われる始末ですが、、、
話それた。
というわけで、マニュアルー>CVTと普通のATに乗ったことのない人間がいまさらATに乗れる訳も無く、しかも毎度、+αという要素に非常に弱いオレとしてはハイブリッドって実に的を得ている訳です。
それに!
2世代ごとにシビックに乗り換える男というよく判らない栄誉も手に入る!
その後も営業マンの心配り(猛烈なプッシュとも言う)で、高速走行も試させてもらいました。
あいにく、意外と混んでて120km/h以上は出せなかったものの、追い越し加速もそこそこだし、わしもそろそろガンガン飛ばす歳じゃないからのー、ということもあり、必要十分。
だいたいにして、ハイブリッドの楽しみってのはエコランに限ります。
今のEKシビックにもEcoランプ付いてますが、あれ点くように走るのって結構楽しいんですよね。
ついでに当初の目的だった1.8ℓの5速ATも乗りました。
あー、やっぱりダメだ。いや、1.8ℓが車としてダメと言うことではなく、CVT慣れしたオレにはダメってことです。
普通にスタート、加速する分にはもうよく廻ってくれるし、思ったよりもシフトチェンジの違和感は無いです。
が、例えば、ちょっとした坂道で「あらよ!」とアクセル踏み込むとこの時ばかりはやはりシフトチェンジのショックを体感出来ちゃう。CVT+ハイブリッドに乗って、ほとんどそっちに気分が行っちゃってる後だから、
これは意図的に調子の悪い車に乗せてハイブリッドを売り込もうっていう策略か?と思っちゃうくらい(^^;
結局、冷やかしの試乗のはずが、営業マンの『9月決算だと、ほらこんなに頑張っちゃいますよ~』という話術に言いくるめられて?9月末に成約。。。
おかしいなぁ、200万円で収めるはずがいつのまにか300万円に、、、