ヤンマ探索記

トンボの観察記録です。

タイトルはヤンマですが、トンボなら何でも撮ります。
勿論、ヤンマが優先です。

ミヤマアカネ 2023<10月>

2023-10-28 | トンボ科アカネ属

<10.26>

浅瀬に集まる

多摩川中流域のミヤマアカネの連結産卵です。1年経つと川の環境変化は当たり前で、行かないと分かりません。
昨年見つけたわんどは消失して、水が殆ど流れ込まない浅瀬に連結態が集まりました。幸い撮りやすい場所です。
到着時の11時前には数頭が連結産卵中、あるいはこの頃がピークであったか、20分間程次々に飛来しました。
約1時間でおよそ30対は産卵。11時半には半減し12時半を前にして終了でした。快晴で気温24℃。

産卵環境 浅瀬の岸辺近くに集中した




















わんどの本流側で産卵する連結態


打水産卵の連続写真(1)




打水産卵の連続写真(2)




打水産卵の連続写真(3)






正午近くになると連結態の飛来が極端に減り、大半は二巡目の産卵になるので短時間で連結を解いてしまいます。
そんな状況下の12時5分頃、普段はあまり見ない単独産卵を目撃しました。約1分半の産卵でした。

警護飛翔後、静止した♂と単独産卵の♀ 連結産卵後に連結態で約3分間休止してから産卵を開めた








産卵後の♀は無防備に河原の草叢に止まることが多い


草原で交尾して連結態で産卵に飛来するのが通常パターンですが、産卵後の♀が捕捉された交尾態も目立ちます。
目撃が多いのは後者で十中八九は石に止まります。他のアカネより縄張り♂の捕捉率が高いような気がします。

河原の石に止まった交尾態


草原の交尾態





2023.10.26 東京都

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コノシメトンボ 2023<10月①>

2023-10-26 | トンボ科アカネ属

<10.23>

草叢の交尾態

コノシメトンボは樹林で交尾後、連結態で池に飛来することが多く、交尾態の撮影機会が殆どありませんでした。
それなりに撮れたのは今回初めて。縄張り♂がどこで♀を捕捉したのか、池端の草叢に交尾態が舞い降りました。
約2分間の交尾後、飛立って連結産卵に向かいましたが、池の中央で撮れず。晴れたり曇ったりで気温22℃。

草叢に着地した交尾態


移動後




コノシメトンボの交尾態で思い出すのは、以前、撮影した異種間交尾。これ以外に交尾態は撮っていなかったかも。

マユタテアカネ♂とコノシメトンボ♀の異種間交尾(2015.10.18 撮影)


この時期、当地の草叢で普通に見かける交尾態は大半がマユタテアカネです。アキアカネより多く目撃します。

<マユタテアカネ> 交尾態 ♀は翅に斑紋があるタイプ



2023.10.23 東京都

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タイリクアカネ 2023<10月>

2023-10-24 | トンボ科アカネ属

<10.18>

3対の産卵

オオキトンボが多数産卵した溜池、タイリクアカネも飛来しましたが、10時から正午までの目撃は3対でした。
岸辺で産卵するオオキトンボと異なり、岸から数m以上離れるので沖の個体を見逃していたかもしれません。

10時頃 最初の連結態が約2分間産卵






11時頃 交尾態が岸辺に止まる 


相変わらず敏感で草叢に飛ぶ 何故か何時もよい所には止まらない


約7分後に水面に現われて産卵開始




11時40分頃 3対目が産卵




1分程で連結を解除


約1分間の単独産卵





2023.10.18 愛媛県

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リスアカネ 2023<10月>

2023-10-15 | トンボ科アカネ属

<10.13>

産卵日和

カトリヤンマの湿地で共存するリスアカネ。減少傾向ですが、産卵日和で久々に大量の連結態が現われました。
その数、百を超え、11時から飛来しピークは12時半頃です。日照のある場所に出てきた個体を選んで撮影。
これだけ来ると赤化した♀を期待、見逃さぬよう探しましたが、目撃できませんでした。快晴で気温23℃。

連結産卵












連結態で飛来して産卵前に休止する個体が目立つ

2023.10.13 埼玉県

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マユタテアカネ 2023<9月>

2023-09-30 | トンボ科アカネ属

<9.26>

少ない

9月になってルリボシヤンマの産卵に巡り会えず、最後のつもりで行きましたが、すでに終わっている様子です。
勿論♂も飛びません。例年、多数見られるマユタテアカネの連結産卵も少なく調子が狂います。最高気温28℃。

交尾態 ♀は翅に斑紋があるタイプで以下同じ



交尾して連結産卵に移行後、巧くリードできなかったのか♂が止まり、連結を解除して単独産卵になりました。

若い♂の連結態の静止


単独産卵は目撃の機会が少ない






連結産卵 個体数が少なく、どれも動きが激しい


殆どが暗がりで産卵した



2023.9.26 東京都

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