ヤンマ探索記

トンボの観察記録です。

タイトルはヤンマですが、トンボなら何でも撮ります。
勿論、ヤンマが優先です。

マダラナニワトンボ 2017<9月>

2017-09-25 | ・マダラナニワトンボ

<9.23>

曇天の産卵

秋分の日、5年ぶりの山形のマダラナニワトンボです。晴予報が当日朝に一変、終日どんよりした曇空でした。
以前に撮影した池の環境が変わっていて、隣の池で♂数頭を確認し一安心。しかし、気温が上がりません。
交尾、産卵は到底無理な状況ですが、このまま帰るわけにもいかず待機しました。気温はやや上昇して21℃。
12時43分頃、連結産卵を目撃。その後の1時間に3対が飛来。晴れであれば多数見られそうな感じでした。

♂ 午前の静止






午後の静止


諦めていた連結産卵が撮影できました。草叢の中の少し開けた空間、目立たぬ所で産卵していました。

連結産卵


















発見から約4分後、♀はかなり疲弊したようで草に掴って産卵を止めました。

連結態 静止


♀ 静止 産卵後の休止 腹部の斑紋が殆どない個体


13時頃、2対目の産卵を目撃しましたが、草叢の池側で撮影できません。さすがにこれで終了と思いました。
ところが、13時32分、少し離れた所で3対目が産卵。曇天下、低温で産卵開始時間が遅れていたようです。
発見してから約4分間の連結産卵でした。単独産卵には至らず、♀はしばらく休止してから飛びました。

連結産卵










付近で4対目が産卵していたようでしたが、接近と同時に産卵を中断しました。気温は19℃に下がっています。
♂が何度も産卵を促しますが、♀は動きません。14時2分、♂は諦めて連結を解いて飛び去りました。
連結態での休止は約20分間でしたので、最終産卵時刻は13時40分頃ということになります。

連結態





2017.9.23 山形県

コメント (2)
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