ヤンマ探索記

トンボの観察記録です。

タイトルはヤンマですが、トンボなら何でも撮ります。
勿論、ヤンマが優先です。

マダラヤンマ 2018<9月②>

2018-09-24 | マダラヤンマ

<9.18>

信州2日目

信州のマダラヤンマ2日目です。前泊で8時に到着。時折曇っても概ね晴、前日よりやや低く最高気温は26℃。
午前に交尾3対と1♀の産卵を撮影、1対は産卵中の捕捉でした。午後も交尾1対と1♀の産卵を撮影しました。
午前の♀はいずれも緑色型、午後の2♀は青色型です。連日の交尾、産卵で、しかも2型の♀が撮れる幸運。
たまにはこうした日に当たらないとやってられません。産卵撮影はガマの密度が低いことに助けられました。

9時35分頃、♂がガマの繁みの♀を捕捉し、外に出てきて静止。心配は時折吹く風で、約10分で飛びました。

交尾態


風に煽られ



30分後、次の交尾態が林から飛来しました。先程の交尾態かと思いましたが、別の個体のようです。
風が強く吹いて1分もしないうちに移動しましたが、風に揺れるガマの隙間から一瞬見えた姿を捉えました。



飛んだ交尾態を探していると、約3分後に意外に近い所で見つけました。仕切り直しです。

移動後


移動してから約6分後 探雌の♂が♀を目がけて突進


たまらず再移動した後


再移動して2分後に交尾を解き、約5秒で連結態のまま飛び産卵を始めたようですが、見えたのは警護の♂のみ。
交尾時間は飛来時から約12分間でした。すでに林で交尾していたようです。

連結態


11時過ぎ、離れた場所で産卵した緑色型♀です。約10分間、産卵と休止を繰り返すうち♂に捕捉されました。
産卵は長くて約2分間で大概数十秒で移動、後半は休止が多くなり、休止時は1分から2分間止まっていました。

♀ 産卵




横から撮りたくてもいつものパターン


♀ 静止 産卵休止 




再度産卵に飛び立ったところで探雌の♂に捕まってその場で交尾、約8分後に飛び去りました。

交尾態




飛んで2分後に戻り、すぐ再び飛ぶ


11時半頃から♂の活性がなくなり、12時40分頃、姿が見える位置で青色型の♀が産卵を始めました。
魚か何か分かりませんが、飛び跳ねた瞬間に飛び上って逃げてしまい、見失いました。綺麗な♀で残念。

♀ 産卵




15時40分頃、交尾態と♀が同時に飛来。♀はガマの奥で見失い、しばらくして交尾態で飛出して行方不明。
交尾態で飛来した方は撮影できました。♀は青色型です。

交尾態


午前のホバリングです。8時40分頃から飛び始め10時頃に多数のホバリングが見られました。

♂ 飛翔




午後のホバリングです。前日と異なり飛ばない時間帯がなく、夕方のホバリングは16時過ぎに始まりました。













前日少なかった静止♂は普通に見られました。似たような天候でも日によって生態にかなり違いがあるようです。

♂ 静止





2018.9.18 長野県

コメント
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