敢えて撮らないトンボ(その1)
シオカラトンボはいつでも撮れるはずと、敢えて撮ることがありませんが、昨今まとめて見る機会が減っています。
撮影に行く時期や場所にもよるのでしょうが、共生する所ではオオシオカラトンボの方が目立っています。
一番馴染みのあるトンボでも、そのうち撮影に苦労することになるかもしれません。過去に撮影した画像を探しました。
トンボの羽化を初めて撮影したのはシオカラトンボ。シオカラトンボの羽化の記事は2015年6月に掲載しています。
♂ 羽化
2008.5 東京都八王子市
トンボがトンボを捕食するシーンは、ヤンマ科では度々見かけるものの、トンボ科のトンボではあまり見ません。
草が被ると撮らないことが多く、これまでに撮ったイトトンボ以外のトンボを捕食するシーンは全てシオカラトンボです。
♀ 老熟 静止 マユタテアカネ♂未成熟を襲う
移動して捕食
2014.7 栃木県真岡市
♂ 静止 マユタテアカネ♂未成熟を捕食
2008.8 東京都立川市
♂ 静止 アオイトトンボ♂を捕食
2013.9 栃木県真岡市
♀ 未成熟 静止 おそらく未成熟のイトトンボを捕食
2010.7 千葉県野田市
交尾態は自然にカメラが向くので何度も撮影していますが、♀の緑色の複眼を捉えるのに苦労します。
交尾態
2009.7 千葉県市川市
2009.8 横浜市
2011.9 栃木県真岡市
2014.5 埼玉県嵐山町
2014.8 東京都稲城市
トンボを撮り始めて交尾、産卵が珍しかった頃の画像です。交尾後、産卵に移行、♂の産卵警護は通常のパターンです。
交尾態
♀ 産卵 ♂ 警護
2007.7 都区内
昼下がり、他に撮るものがないなかでの撮影です。産卵前のホバリングが長かったのが好都合でした。
♀ 産卵 ♂ 警護
♀ 産卵
♀ 飛翔
♂ 飛翔 産卵警護
2011.6 群馬県館林市
♀ 河川中流域の本流での産卵
上の♂は産卵警護
2016.6 埼玉県嵐山町
老熟♀の産卵
2017.7 神奈川県横須賀市
単体の画像はないかと思いつつ探してみると、ありました。成熟した♂の複眼はなかなか綺麗です。
♂ 静止
2008.7 都区内
2012.7 都区内
縄張りの♂を攻撃する♂
2015.8 東京都あきる野市
白粉を帯びる前の未成熟♂の画像です。
♂ 未成熟 静止
2011.6 埼玉県嵐山町
2014.7 埼玉県杉戸町
♂ 羽化直後 静止
2012.5 都区内
ムギワラトンボと呼ばれる♀です。♂型の♀には未だに出会っていません。
♀ 静止
2007.8 東京都八王子市
♀ 未成熟 静止
2008.6 神奈川県鎌倉市
♀ 羽化直後 静止
2013.4 神奈川県鎌倉市
♂、♀ともに力尽きた終焉真際の光景です。水没しそうな♀が♂にしがみつきます。
左♂ 右♀
2011.10 埼玉県長瀞町