<4.13>
読めない羽化時期
数年来、3月下旬から4月上旬の気温が高い年と低い年が交互にきています。今年は後者で羽化が遅れがちです。
オグマサナエの羽化時期は短いので、さらに読み難いのが悩みどころです。一か八かで愛知の池に行きました。
昨年の17日はすでにフタスジサナエの時期でした。遅れるのは避けたいので、予測より少し早めて決行です。
結果は3頭の羽化、2桁の羽化殻を確認。逆に2、3日出遅れたようです。最高気温18℃、最低3℃。
9時過ぎに到着。早朝の気温が低く十分間合うつもりでしたが、早々に羽化したオグマサナエが飛立ちます。
♂ 羽化直後 静止
羽化が始まっていたので一安心ですが、到着が遅れた不安の方が大。焦ってヤゴを探しても見つかりません。
9時40分頃、やっとのことで葦原の隙間から休止期のオグマを見つけました。しかし、何とも撮り難い。
♀ 羽化 休止
9時45分 脱出開始 約25秒で完了
脱出直後
脱出して約9分経過 少し向きが変わり逆側から
羽化環境です。かなりごちゃついて見つけ難いばかりか撮り難い場所。羽化殻もこの一角に集中していました。
脱出から約16分経過
脱出から約45分経過
同約56分経過 開翅
上の♀の脱出を待って改めて付近を探しましたが、見つけたのは羽化が進行した1♂と1♀、羽化不全1♀。
新たに羽化を始める個体はいませんでした。休止期が撮れて一応目的達成ですが、思ったより難敵でした。
♂ 羽化
♀ 羽化
帰り道、近くの原っぱに飛んできた♂です。簡単には行けない所なのでオグマサナエの羽化はこれまで。
♂ 未成熟 静止
2019.4.13 愛知県