<10.5>
漸く秋モード
例年並みの気温に落着いて漸く秋モード。思い直して、一旦は断念したルリボシヤンマの産卵撮影に行きました。
9月中は気温が低めの日を選んで3回行って、夕方まで待機しても産卵が見られず、先週は♂も見ていません。
雨上がりで朝の気温が低く、産卵しても午後からと予測し11時半に現地入りすると、何と3♀が産卵中でした。
気温21℃でまったくの想定外。今頃になって待望の光景に巡り会いました。♂も健在で探雌を目撃しています。
猛暑の影響でこれまでも午前に産卵が集中していたのかもしれません。曇りがちで地域の最高気温は24℃。
産卵開始から時間が経過していたようで2♀はすぐに見失いましたが、残った♀が約10分間産卵しました。
11時30分頃の産卵
移動して草に潜り込む前
約1時間経過して次の♀が飛来。先の♀より警戒心がなく落着いて約20分産卵したところで♂が現われました。
草陰に姿を隠しましたが、捕捉され交尾態で高い樹上に。探雌行動をいていなかった♂の突然の飛来でした。
12時40分頃の産卵 転々と移動しても草陰に潜ることなく接近できた
ところで、この♀は違和感があるとおり、胸部前面の斑が明瞭に現われている珍しい個体です。
通常、この斑は不明瞭か殆ど認められません。参考までに、他の個体およびオオルリボシヤンマと比較しました。
斑がここまで明瞭な個体は見たことがない
一番手の♀の斑との比較 このタイプが多い
2023.10.5 東京都
(参考) 斑が殆ど消失している個体
2021.9.8 東京都
(参考) <オオルリボシヤンマ> ♀
2021.9.27 東京都
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