<5.25>
気温上昇
サラサヤンマの羽化撮影から約3週間が経過、同所で生殖行動が活性化する頃。気温が上昇する予報に期待です。
交尾態3対を目撃し、着地を見届けた1対を久々に撮影。こういう日は産卵が撮れません。最高気温28℃。
13時45分頃、ホバリングを止めて地面すれすれの葉裏に隠れていた♂が、産卵に飛来した♀を捕捉しました。
♀の通り道で待ち伏せての連結。あまり旋回を重ねずに交尾態になって高さ3m半程の木の葉に止まりました。
何とか撮れる位置でしたが、交尾後も♀が暴れてどんどん角度が悪くなる始末。約13分間の短い交尾でした。
交尾態
交尾を解いた♀は非常に激しく動いて、45秒後に連結を振りほどいて飛びました。
交尾を解いた連結態
連結を解いた後の♂ 30秒程で飛ぶ
産卵の目撃は1♀のみ。♂が接近して20秒で逃げました。上の例を含め3♀が産卵前に捕捉されています。
♀ 産卵 14時20分頃
♂ 縄張り行動
♂ ホバリング
蜘蛛の糸を付けたまま飛ぶ♂
2022.5.25 埼玉県
<5.24>
捕食
トラフトンボの沼では、過去アオヤンマの産卵を撮影しています。滅多に♂を見ない不思議なポイントです。
今回の目撃も1♀のみ。産卵時期には早く、時々姿を見せて摂食していました。3年前の当地以来の撮影です。
♀ 未成熟 捕食
捕食中
ほぼ完食
2022.5.24 宮城県
<5.24>
多産地でも
天候待ちの間に関東のトラフトンボの時期を逸してしまい、昨年に続き東北の沼に行きました。最高気温23℃。
多産していますが、昨年はメインの卵塊造りが撮れていません。交尾態が飛来して交尾を解く場所が不明でした。
今回はポイントを突き止めました。20対程目撃した交尾態の殆どが沼外れの水性植物の群落で交尾を解きます。
近づけず撮影には困難な場所でした。結局、今季も撮れずに終了。多産地イコール撮影の適地ではありません。
♂ ホバリング
2022.5.24 宮城県
<5.20>
週間で3回目
再び多摩地方のコサナエ。今季初のポイントでの生態を見ておきたく、前回から2日後、週間で3回目です。
曇天で13時頃から日が射しましたが、♂が極端に減り♀は前回並で終盤が近いムードでした。最高気温25℃。
産卵目撃は3回、うち1♀が葦原の外に出て、約1分10秒間に亘りゆったり産卵しました。撮影チャンス到来。
3回目にして漸く打空前の卵を写し込めました。狙っていた静止しての卵塊造りは失敗、来季に持ち越しです。
♀ 産卵
ホバリングして卵塊形成 以下は卵が見える
一連の産卵行動のなかで3回静止して卵塊を造りましたが、いずれも10秒未満で飛ぶので回り込めません。
静止して卵塊形成
14時頃、産卵に飛来した♀を♂が空中で捕捉して高い木に着地。撮れない所に止まるパターンばかりです。
交尾態 約25分間の交尾
2022.5.20 東京都
<5.19>
待ちくたびれる
安定して晴れ、気温が上がる予報、ほぼ1週間ぶりの渓流でクロサナエ、ヒメクロサナエの産卵撮影です。
待機ポイントでは前者の飛来はなく、後者は3回の目撃でやや期待外れ。湿度が低い日で現地の気温は21℃。
一日に3回来ればよい方かもしれませんが、毎度待ちくたびれます。やっとのことで一応卵塊を撮影しました。
♀ 産卵 12時50分頃 最初の飛来を見落とし移動後10秒程の撮影 落下した卵塊が見える
一旦飛んでから20秒程で舞い降りた 腹端を水面につけ産卵せずに飛び去る
13時30分頃 樹上から降りて2回目の着地で産卵
13時50分頃 下流から現われて最初の着地で約1分間の産卵 卵は出ていても不明瞭
<ムカシトンボ> 老熟♂のホバリング
2022.5.19 東京都