面白いほどよくわかるロボットのしくみ (学校で教えない教科書)大宮 信光日本文芸社このアイテムの詳細を見る |
だれもがアトムのような理想のロボットを思い描くけれども、
現在開発されている二足歩行のロボットとはあまりに隔絶しています。
ロボットを開発している研究者が最も頭が痛いのは、
ロボットを人間に近づけようとすればするほど、
形は人間に似せられても存在として
人間に近づけていくことのむなしさに気がつくはずです
「ロボット」
知覚センサーをつけ
二足歩行をし
自由に動く手があり
倒れたら自分で起きる
プログラムを入れる
でも、
このロボットの
存在意義は?
このロボット
何ができるの?
ダンス?
料理?
人間との
会話?
でも、機械としゃべって
何がうれしいの?
そう、機械は機械
どんな知能プロセッサーを
搭載しても
死なない機械は
命の意味を
理解しない
しかし、
もし、
命の意味を理解する
ロボットができたら
夕日が沈むのを
見て
涙を流すことが
できるなら
その機械はもはや
機械とは呼べないだろう
そんな機械と
いつか出会ってみたい
私の心境はそんなところです。
だから、ロボットに関わることがとても好きです。
ロボットと一線を画するのが、HAL というロボットスーツです。
これは人の筋肉の刺激を受けて歩くこと、重みを支えることの
支援をするメカです。ロボットというよりむしろ筋肉やバランスを強化するものです。
これは手術の遠隔手術ロボも同じで人間のする仕事を補助するメカです。
これが全く体に組み込まれればまさにサイボーグになっていきます。
私が子供の頃「エイトマン」や「サイボーグ009」を
よく見ていましたが、このサイボーグたちもまさに
そうですが、現在の医学的な治療の一環で脳に電極をつけ
その電流を別のメカにつけ動かすことなど当たり前に行われて
います。
ロボットはこの2つの方向へと進化していくんじゃないかなと
思っています。