中学受験合格が１００％の秘密

ここ２年間、中学受験に１００％合格しています。

その受験校は、桐蔭中学、近附中学、和大附属中学です。

ＹＡＮＯ塾から受験した生徒は全員合格しています。 

さぞかし皆さん、４年生ぐらいから長く通っている

のでしょうね。と言われそうですが、

合格者はみなさん入塾して８ヶ月〜２年以内の指導です。

いろんな塾を変遷してきた生徒もいますし、

生徒の事情は様々です。

 

たしかに塾の教師としては

中学受験の準備としては

４年生の時期から入塾して

３年間みっちりと取り組みができれば

成果は出やすいし、ゆとりを持って

入試合格まで導けます。

 

受験準備期間が少ないとなれば、

これは受験のプロとしてもやるべきことは

すべてやる、それに尽きます。

 

ただ、ひとつ確実に言えることは

合格者の皆さんは、宿題などの大変さはあれど、

先生と一緒に勉強していると、

勉強が楽しいと言ってくれることです。

 

親御さんから見れば、勉強ばかりしているのに、

塾に通うのがどうしてそんなに楽しいの？

と疑問に思われるようですね。

 

よほど楽しい授業をしているように

思われるのですが、

ＹＡＮＯ塾は個別指導ですので、

先生のトーク授業で子供たちを

元気づけながらひっぱていく授業では

ありません。

 

個別指導といえば、

ブースに入って壁に向かって

勉強するスタイルが一般的ですね。

 

私はこのスタイルそのものが好きではありません。

まるで、鳥小屋に入ってひたすら餌をついばんでいる

イメージです。

ブースは壁に向かっているし、

横からも見られないようになっています。

これでは、生徒の表情がわかりません。

生徒の様子を確認するためには、どうしても

先生が横に張り付いていないといけません。

学習というのは、説明より問題を考えたり、それを

解いている間のほうが圧倒的に長いのです。

集中して問題を解く時間がながければ、

それだけたくさんの問題を解けるようになります。

 

私の教室では常に先生の方を向いて、

勉強してもらっています。

私も常に生徒の表情を見て、

指導出来るようにしています。

 

勉強というのは、理解度の上で粗密ができます。

勉強の質が粗くなっているときは、心も粗くなっているのです。

それを見逃さないで注意することが、指導上とても大切です。

生徒がどこでつまづいているのか、

どこでわからなくなってしまっているのか、

その状態は生徒の表情一つでわかります。

指導上、生徒の表情を読むことがとても大切なのです。

 

また、指導の仕方も大切です。

こちらから一方的に間違いを指摘しないで、

最初から筋道を立てて、生徒がどこまで考えていたか

尋ねます。曖昧なところは口がにごりますので、

その時に助け舟を出したり、むしろ自分で

間違いを見つけられるように仕向けます。

 

生徒が問題が解けない時、説明はしますが、

どこまでは理解できているのか、

説明してもらいます。本人が説明できない時だけ

教師が説明します。

 

実はこの説明も、生徒の理解度に応じて

簡単に説明するか、一から説明するかは

ちょっとした質問をして、判断します。

 

線分図や公式や、簡単な例題や、絵を使ってどう説明するか

教師としての引き出しの多さで生徒の理解が全く変わってしまいます。

 

問題を説明し終わった時に、子供が笑顔になれば、

それは本当に理解できたというサインです。

 

時には、先生自らが自作の問題を

出して最終チェックをします。

先生自ら作った問題を解くというのも

子供たちにとってはけっこうわくわくするものです。

 

自分のために作ってもらったという自分の為の問題を

解くのが嬉しい様子です。

それが正解して、大きな◯をもらった時の

生徒の笑顔はさわやかです。

 

良い先生というのは、生徒と一緒に

問題を解くことを楽しめる先生です。

心は表情で伝わります。

それは取りもなおさず、脳の動きというのは

シンクロするようにできているからです。

 

これは脳科学でも最新の研究で立証されつつあるようです。

（このシンクロする現象をミラー・ニューロンといいます。

これについては別の記事で詳しくやりますので、お楽しみに）