向陽中に受かるために その７

算数の得意でないお子さんというのは、とても暗算が苦手です。
算数が得意かどうかの確認は簡単に出来ます。
たとえば、暗算で　１２０－４９は？　２１×２１は？
すぐに７１　とか　４４１と答えられる子供はかなり算数の得意な子です。
（そろばんをやっていた人はそろばんを頭においてやりますが、
そういうおこさんは別の方法、いわゆるそろばんを熟練させて
いますので、ここではあてはまりません。
またくもんをやっていた人も、例外です。
やたら計算は速いのに応用問題をいやがる
生徒も今まで多かったので・・・
別にくもんをわるくいっているのではありません。
うちの塾にきたくもん経験者にそういう人が
多かっただけです。

とにかく、
これはお子さんに試してみてください。
問われて間髪入れずに答えられれば、
日頃からかなり算数の計算に熟練していると思います。

そして、答えを出した計算のやり方も聞いてください。

１２０－４９　では　１００から４９をひいて
５１　それに２０を足すというのもいいし、
４９に１を足して　５０を引いといて
その差　７０に１を足して　７１もいいでしょう。

算数の苦手なお子さんは小６になってもそういうことが
できません。

また２１ｘ２１では２１かける　２０をして
４２０　それに２１　を足して　４４１になります。
このような簡単な計算でも結合法則、分配法則を
利用する所が大切です。

それがその後の数学力を持ち上げてくれる基礎的な
エンジンになるのです。


そういうことができるお子さんは、頭の中に計算の回路ができていますので、
これは算数の学習がうまく行っているといってもいいでしょう。

難しい算数の問題が出来るかどうかは多分に
その問題を説いた経験値があるかないかできまります。

多くの算数の苦手な生徒さんは経験値があっても
定着していないので、もう一度同じ問題がでてきても
解けません。

でも心配しないでください。
公立中受験に難しい算数の問題は出ません。
いかに基礎的な確実な計算力があるか、
それが大切なのです。

明日は、いかにして採点者をうならせる作文が書けるか
お話しします。