鳥まり、参る!

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日々のいろいろなことを記録しています。

エンドレスループ悪口は内なるSOS。

2024年10月15日 | シリアス
【気付いて、こっちを見てと泣いているのさ】

SOS(エスオーエス)は、かつて船舶を中心に用いられていたモールス符号による遭難信号である。 現代では遭難に限らず助けを求める合図として使用されることがある(Wikipediaより)

自分でも他人でも、

「その話何度も聞いたよー」

「しつこい、100回聞かされたわ!」

「あーあ自分、また同じ話しちゃってる…」

こういうことはよくある。

たいてい愚痴や悪口でね。

(自慢話を毎度毎度飽きずに披露する人もいるけど、それはまたちょっと違う気がする。

 過去の栄光をもう一度!
 
 今の自分は全然チヤホヤしても褒めてももらえないからプリーズ!って感じかな 笑)

何回、何十回、何百回話しても、聞いてもらっても、全然心が晴れたり忘れたりできないのはなぜか…。

たいてい、自分を主語にして

「自分はこう感じた、こう思った」

を語っていないからだ。

本当に話したい・聞いてもらいたいことを言えていない。

わかってもいない。

でも心は求めている。

気付いてよ、こっち見てよ、と、子どもみたいに


AがどうしてBがこうした、Cがこうなった。

そんな状況説明を何回繰り返してもいつまでも自分の心に辿り着かない。

「Aがこうして、自分はこう思った」

「Bにはこう思った」

「Cがこうなったことに、自分はこう感じた」

そこに潜っていかないと、傷ついた自分の心には辿りつけない…内なる自分…インナーチャイルド、かなあ。

トンチンカンな感情撒き散らしと他人巻き込みエンドレス会話しちゃうと、自分も嫌われたりして辛いものです

【一般論にすりかえて、痛みから逃れたい】

次に書く話は個人の特定を防ぐためにフェイクを入れて書きますが、言いたいことや彼・彼女がやっている反応は現実そのままです。

Xさんという知人女性がいる。

Xさんはアイドルから俳優に転身した海外の某男性スターに長年夢中で、来日イベントはもちろんのこと海外にも遠征するくらい熱量高く応援していた。

その男性スターは美貌のみならず、優しく可愛くファンサービスが良くて、

「こんな素敵な人めったにいない!」

と感謝すら覚えながらXさんは推していた。

結婚発表をしても、変わらず愛していけると信じていた。

…のだが、新婚ホヤホヤの彼が奥さんに暴力をふるったこと、浮気をしていたことなどが現地でスクープされてしまう。

最初はスターさんも認めなかったので、

「メディアが嘘ついてるんだ!!!」

と怒りをそこへ向けた。

(日本でなら週刊誌かな?)

しかし、続々と証拠が出され、奥さんも暴力ふるわれた、浮気もされた、彼と別れたいと表明する。

この時点でも

「もっと決定的な写真があるとか、録音があるとか言うけど、文字でしか出さない。

 嘘に決まってる!

 奥さんも嘘ついてるんだ!」

とまだまだ責める。

自分の大好きな人が、悪いことをしたなんて辛すぎるから。

加害者であってほしくない。

被害者でいてほしいから。


…しかし、もちろんスターさんは最終的に認める。

「報道されたこと全てが真実ではないけど」

と逃げ口上(=他人の問いに対して、言い逃れようとして言うことば。責任や罪を回避するための口実。逃げ言葉)を入れつつ、

「彼女に手を上げてしまったのは本当です。

 結婚した後で妻以外の女性と間違いがあったのも本当です」

確かにその点では加害者であった、と。

Xさんの心はさらに傷ついてしまった。

SNSでは、ここまで言っても

「スクープしたメディアもテレビもネットニュースも全部嘘なんだ、でっちあげなんだ。

 彼は被害者だ!

「あんな優しい○○が殴らずにいられないほど、浮気せずにいられないほど、妻が悪いんだ。

 クズなんだ、そうに決まってる、何もかもあの女が悪いんだ。

 むしろ被害者は彼なんだ!

こんな風に言う人も多かったらしい。

でもXさんはそこまで盲目になれなかった。

暴力も悪い、浮気も悪い、ここまでやって彼をかばえない。

でも辛くてたまらない。

…で、Xさんは結局スターさんを叩くように“見える”一般人の悪口を言うことで感情を発散させようとした。

あくまで一般論にすりかえて、

「黙れ!」

「○○を叩くな!」

という気持ちを込めて絡んでいったという。

論点をずらして、一般論に挿げ替えて(すげかえる、ってこう書くのか…)

「彼は被害者だ!

 彼は被害者だ!」

って叫び続けた。

興奮してる人、ましてや深く傷ついて怒りに我を忘れている人と対話なんて出来ない。

だから本人には言えないのだけどね。

Xさんは、スターさんの行為に傷ついたんだよ。

「私は傷ついた」

「私は辛い」

「私は苦しくてたまらない」

って、本心はズタボロ。


でも辛すぎて向き合いたくない。

大好きな人に傷つけられたなんて、苦しくて辛すぎるから、認めたくない。

だから自分を守ろうとトンチンカンな一般論言い切り・達観キャラになろうとする。

よくある悲しいことです

同じスターさんに夢中だった、Yさんというファンは強かったよ。

Xさんや他の攻撃することで自分の感情から守ろうとするのと違って最初から受け入れててすごすぎた。

Yさんはこう言っていました。

「○○が大好きだった。

 彼に恋するみたいに夢中で応援した数年間は私の青春だった。

 でも、彼がしたことで宝物みたいなその時間も全部汚れて、間違っていて、罪だったんじゃないかと思わされて辛い。

 今もやっぱり好きなの、だから無かったことにしたくなる。

 そんな自分も全部嫌。

 私をこんなに苦しめる○○が憎い。

 こんな格好悪いこと言えない。

 でも言う。

 恥ずかしいけど言う。

 私は傷ついた、大好きな○○に傷つけられたって思ってる」

…とても辛くて、勇気がある発言だった。

友達に言っただけの言葉であっても。

Xさんは相変わらず、自分の感情にいきつかない無限ループ悪口が止まらない。

だから周りから浮いてしまっている。

本人の心も全然癒えていかない。

一方、辛い自分の感情に向き合って言葉にしたYさんは無限ループ悪口を言わない。

辛い記憶をかかえながら、現実の幸せを積み重ねていっている。

少しずつ癒していっている。

…悲しいくらい鮮やかな対比だね。

辛いよね、自分の心と向き合うのは。

愛する人に何かあったときは…。

Xさん・Yさんは女性ファンと男性スターの話だけど、男性ファンと女性スターの間でも似たようなことは起こる。

Zさんという某国民的アイドルグループの大ファンの男性は、最推しメンバーが熱愛スクープでグループ脱退して大ショックを受けた過去を持つ。

何年たってもずーっとずーっと、その元・最推しメンバーの悪口を言っている。

「あの女はどうしようもなかった」

「あいつは○ッチ、グループ加入させたことが間違いだ」

すさまじい罵詈雑言。

彼女がアイドル卒業して女優さんになって結婚してお子さんを産んで離婚しても、いつまでもいつまでも言う。

向き合えたらいいのにね。

大好きな人に彼氏がいて辛かったと、その後の対応にもすごく傷ついたと。

今なお罵詈雑言吐いてないと抑えられないほどの悲しみ・苦しみがある。

心の中で、彼が助けを求めているのだから…。

自分が何より苦しいだろう。

自傷行為に近いものだから。







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命を宿すって、厳粛で命がけだ。

2024年10月04日 | シリアス
【身体負担を矮小化させない】

大先輩レディー(80代)のおっしゃった言葉があまりに重く考えさせられるものだったので、ここに記録しておきます。

「夫にひどいことされたけど許します、なんて言う女性はね。

 妊娠・出産・子育てしてない人だけよ。

 あの辛さを味わったら恨みを忘れずにいられますか。

 それでも許すと口にしてるのは、生きるためにそうしてるだけ。

 許せるわけない。

 流産も、死産も、お産の苦しみも、子育て中の仕打ちも。

 女性の命がけのことを知らない人が矮小化するのは許しません」


あー…。

あー…。

あー…。

言葉に出来ない。

でも、本当にそうなんだろうなあ。

私だって時々思うもの。

PMSや生理ですら、時々あんなに辛くて苦しいのに、ましてや妊娠出産なんて、ボロボロになった体で育児するなんて、どれだけだろうと。

きっとあれの比じゃないほど精神的・肉体的に負担あるものね…ホルモン??

大先輩レディーのお母さんは夫に何度も中絶させられたという。

「お父さんが避妊手術受ければいいだけなのに、女性にさせるよりずっとずっと負担がないのに、やらないで。

 考えなしに妊娠させて、何度も中絶されて。

 …お母さんが、どんなに辛かったか。

 あんなことされたら誰だって狂うわよ。

 お父さんのこと好きだけど、そこはぜったい私ゆるさないの。

 お父さんが悪い!!!」

あああー…。

これまた、言葉にならない。

命に関わることは厳粛であるべきだ。

大きく負担を強いられるのが女性の方であるのは、真実なのだから。

「性別なんて関係ない」

「むしろ存在しない」

はここ十年くらいの流行の思想だったけど(私のブログでも、過去記事にその影響を強く受けてそうな記述がたくさんある)、真実なんだよね。

どうしたって妊娠・出産は女性がする。

子育ては男性にも出来るけど、事実女性が負担することがほとんどなのだから…。

辛いね。





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失われた歌声と笑顔。

2024年09月30日 | シリアス
【彼女は生きた、確かに生きた】

去年の今日、25才の女性が命を絶った。

美しく、努力家で、働き者で、優しい人だったという。

極限をはるかに超えて働かされ続けて、暴力に耐えて続けて、亡くなった。

これはご遺族が一貫して訴えていらっしゃったし、法的に戦って今は公式に認められている。

たった25才。

どんなに生きて幸せになりたかったか。

彼女を愛するご両親、妹さん、友達、仲間…どんな気持ちで今も苦しんでおられるのか。

こんな悲しいことない。

彼女が最後まで守ろうとした仲間達を取り巻くものは改善したのか…。

この悲しい事件が公になった時、匿名のSNSではなくテレビ取材(NHKニュースなど)でしっかりと顔を出して少なからぬファンの人たちが

「こんなことになって悲しい」

「彼女がかわいそうすぎる」

「きちんと真実を公にしてほしい」

「そして二度と悲劇が繰り返さないようにしてほしい」

と訴えていました。

このことも目撃者として記録しておきたい。

私は忘れない。

彼女は生きた。

確かに、生きた。

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怒りは代償にすらなれない。

2024年09月21日 | シリアス
【涙は癒してくれるけど…】

【代償】だい-しょう

1.本人に代わって弁償すること。代弁。

2.他人にかけた損害のつぐないとして、その代価を出すこと。

3.(比喩的に)ある目標を達成するために払う犠牲や損害。


「男は女と違って泣いたり悲しんだり出来ない」

と言われますが、現実はそうでもない。

男女どちらも涙や悲哀を恥だと思い、黙りこくるか怒りまかせの攻撃で代償行為をするのが多いようです。

ネットの匿名書き込みなんか、まさにそれなんじゃないか?


また、男子校・男性がほとんどの学部出身の男性が

「女はすぐ泣くっていうから、一緒に働くの嫌だわー」

と思い込んでたのに実際に就職してみると、職場で涙したり弱音を吐くのは99.9%男性だという証言が複数あるのも見逃せない。

しかも99.9%じゃなくて実際は100%だというし

さて、泣き悲しむことを己に強く禁ずる一方で代償行為的に燃え盛る怒りと共に他者攻撃をする。

「誹謗中傷だー!!!」

ってアレ。

…と言えばわかりやすいのかな。

(意見を述べる・考察する、と誹謗中傷を混同しないように注意が必要だと思う。

 自分が望ましい言葉・態度以外は全て誹謗中傷だと騒ぎ立てる例が、残念ながら少なくない)

怒りは二次感情だというのは有名な話。

怒りを生み出す感情は色々です。

悲しみ、さみしさ、不安、心配、落胆、恥ずかしさ、屈辱感、劣等感…。

いずれにしても、怒りを生んでいる大元の感情に本人が向き合わないと、どんなに怒りまかせに攻撃しても攻撃しても…どこまでも苦しい。

癒されない。

「涙には癒しの力がある」

って『ハリー・ポッター』はじめ多くの物語で書かれていますね。

涙は、自分の辛い感情を認めて受け入れこその反応だと思う。

怒りにのっとられてるうちは、涙的癒しの作用はもたらされない。

たとえ怒り泣きしていてもです。

だからなあ。

ネットで世界中に発信しなくていいから、怒りの大元の感情に向き合って・辛いけれどそれを感じて(味わって)・心の中で処理(消化)したら癒されるのに…と思います。

誰かへの攻撃、責任転嫁、社会常識を盾にしてのネチネチ攻撃。

どれも癒してくれない。

怒りは熱い。

炎みたい。

体の中に炎を宿すのって辛いですよね。

文字通り燃えるから。

怒りの炎を消す水(涙)は、苦しいけど自分自身の心に向き合うことでしか得られないのに。

…かっこ悪い・恥ずかしいと思い込まされてるんだよね。

自分の心なのに。

そこはどこよりも、自分が大切にしていい場所のはずなのに。

意味の無い代償行為でさらに傷ついていくのは悲しい。







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蒼天真惨。

2024年09月11日 | シリアス
【2001年9月11日】

(タイトルは『ドラクエ8』の愛すべき仲間・ヤンガスの必殺技「蒼天魔斬」から読みを拝借。

 蒼天は青空の意味。

 青空の下に真にいたましいく、むごたましいさまが繰り広げられる、の意味でまんま当て字)

9月11日の前日ということで、昨夜のバタフライエフェクト(NHKのドキュメンタリー番組)は2001年9月11日に起きてしまったアメリカ同時多発テロがテーマでした。
  ↓
※映像の世紀 バタフライエフェクト 9.11 あの日が変えた私の人生(NHK公式)

辛く重い内容だけど、ぜひ多くの人に視聴してもらいたい番組。

あの日、あの場所で尊い命を奪われてしまった日本人のご遺族も登場して辛い胸の内を語ってくださっています。

二人のお父さん、それぞれの苦難と戦い。

…辛すぎますよね。

自分より先に逝ってしまうのを覚悟している年長者でも失うのは悲しすぎて辛すぎるのに、ましてや自分より当然長く生きると思っていた大切な子どもだったら…。

御遺体をしっかりと見て・寄り添って・それでやっと、やっと死を受け入れられるのが人だと私は経験で思ってる。

御遺体がないと…どんなに理屈を並べられたって、本当の意味で納得なんか出来ない。

愛する命が失われたなんて信じたくない。

そうであっても時間という圧倒的な存在の前に少しずつ諦めていかされるんだけどね。

亡くなった息子さんの体はほんの一部しか出てこなくて、DNA鑑定で本人だと言われても受け入れがたいと。

ご遺族の一人・あるお父様は歌を詠む方だという。

「あの事件を、たくさんの歌人が題材にしたけれど、本当に心に寄り添ってる詠んでる人は多くなかった。

 あそこに、あの場所に、私の子どもがいたのに…」

と涙をこらえながら語る姿は視聴者が号泣してしまいます(私は泣いた)。

愛する人の命がある日突然奪われる。

本人のカルマではないはずなのに。

後半でアフガニスタンでアメリカ軍の攻撃を受けて怪我をした幼い男の子にもインタビューをしていて(今ではなくて、当時ね)

「じゃあ、どうしてここを攻撃したの。

 基地はあっちだよ。

 なぜここに?!」

と怒るのは

「あー…」

でしたね。

私も大人になってからよく思うよ。

日本の空襲記録、どれを読んでも

「軍港でも基地でもないここに。

 明らかに民間人を狙ってるじゃないか」

って。

戦争って…倫理って…国際法とは…。

番組取材班はこの男の子…生きていれば大人になっているはずの彼に今インタビューがしたくて探したけれど見つからず、やっと一人だけデータベースで彼と同じ名前を持った人を見つけるのだけど、彼はテロ実行犯だったという。

色んな意味で胸がギューッとなります。

驚いたのは、アフガン戦争で亡くなったアメリカ兵は7千人以上。

しかし、帰国してからその4倍以上の方が自死されたという事実でした。

3万人て…。

生き残った元兵士たちも3割以上が深刻なPDS、戦争後遺症に苦しんでいるのだと。

衝撃的です。

じゃあ、戦争って本当になんなのよと。

悲しみと憤りを覚えます。

この戦争だって影響は今でもたくさんあって、どこにでも今現在戦争があって…。

どうして安全に生きて幸せにしておいてくれないのか。

2001年ってもう23年も前になるけれど、逆にいえばたったの23年。

遠い昔の何の影響もない史実なんかじゃない。

今も強く強く影響するものだ…。

「どの戦争も一度始まったら終わらない。

 ぜったいに」

そう語る賢い人がいたな。

きっとその通りなんだ。

供養ってなんだろう。

命を尊ぶってなんなんだろう。

あの日を思います。

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