【『母がしんどい』に並ぶ、虐待告発エッセイにブラボー!】
このブログでも感想を書いている、田房永子さんのコミックエッセイ『母がしんどい』。
あれは、勇気ある告発本でしたな~。
※『コミックエッセイ『母がしんどい』』 (感想記事)
私は以下のような記事書くくらいなので、
「世の中の親は皆まとも」
「親は子どもが、子どもは親がだーいすき」
などというお花畑(ていうか、世間知らず?)な考えは持ち合わせておりません。
※『お母さんにいじめられる娘たち』
(この記事書いたあと、接客業やっている方からの
「こういうひどい親、普通に対応する!!」
という報告が相次ぎました)
お父さん・祖父祖母がおぞましいことしたって話もたくさん聞いているし。
で、そんな私が今回こんなコミックエッセイを読んでみましたよ~。
『ゆがみちゃん 毒家族からの脱出コミックエッセイ』
(クリックでアマゾンに飛べます)
『母がしんどい』に並ぶ、勇気ある告発エッセイでした。
よく書いてくれたな~と感動しました!
絵から、文から、悲しみや怒りがバシバシ伝わってきて読むのは辛かったです。
それでも、ある種の人にはきっと読んでほしい本だと思った。
同じように苦しんでいる人はもちろん、教育者、人の心に寄り添う人にはぜひね。
こういう世界があるって知らない人って、不用意な発言するじゃん?
「お母さん(お父さん)だって同じように辛かったわけで、時間かかってもゆるせるよ」
とかね。
そういう人もいるかもしれないけど、
まずは被害者の苦しみを吐きだし、癒やすっていうステップが本当にわかってないんだよね
※『毒親と女性性の否定・その3』
この記事にくわしく意見を書いた。
【というわけで、私の感想です】
ここからネタバレあり。
嫌な人は読んじゃダメですよ!
このお話の主人公は、
・祖母と母の嫁姑戦争に巻き込まれる
・絶えず家族から自分の人格否定を繰り返される
・兄はベタかわいがり(甘やかし)、妹である自分へは心理的虐待、という兄弟間差別
・兄からのイジメ(ではすまされない犯罪)
・祖母からの○教の強要
・父は兄を金で、妹を力で支配しようとする
…という、
「……ダメ、なんも言えない」
な、ひどすぎる実家に苦しんでおられました。
全部書いてあるからね。
すごかった…。
休み休み読まなきゃいられなかったよ。
色々伝わってきて。
これを読んで
「うちもそうです…」
とおっしゃる方が多いそうですから、本当に世の中ってお花畑じゃない…!!
どう考えてもおかしくて、ひどい目にあっていて、今すぐ助けなくちゃいけないような状態なのに
“家庭”という密室で、被害者が飼いならされていく恐怖よ…。
明らかに正常な主人公が、
「おかしい」
と思いながらも洗脳されまくって、いつでもやられている描写は
「もう…もうやめて…」
しかないです。
ひたすら、異常だし、ヤバいし、ひどい。
私が特に気持ち悪かったのは、
“お母さんがお兄ちゃんを性的に見てる”
としかとれない出来事の描写。
セック○レスこじらせるとこうなるんかな~と本当に気持ち悪かった。
主人公の
「この人キモいな…」
に全力でうなづいちゃったもん
お兄ちゃん、本当に主人公にひどいことばっかして、そこは許されないんだけど、彼もまた虐待の被害者なんだなって思いました。
この家の人はみんな依存症。
○教、仕事(金)、ギャンブル。
依存症になるってことは、もちろん心に不安があるからなんだけども…。
でも、自分をまず救わなきゃね。
代替しちゃいけないのよ。
主人公が
「○○もかわいそう」
という罪悪感を振り切って、自分の救済に命をかけたのが素晴らしいですね。
これは見習いたいです!
死の誘惑を振り切るシーンもたくさんあって、涙無しに読めません
【「こうやって逃げればいいんだ」がわかるからいい】
すご~く良かったのが、
毒親家庭から逃げる方法をこと細かく、具体的に書いてくれていることです☆
もうね、本当に具体的ですっごいの。
親に知られない預金口座をもつ、最低資金はこのくらい、こういう障害はどう乗り越えるか?
ちゃ~んと書いてある。
きっと、同じ境遇の人への応援なんですね。
いや~これは素晴らしい
「なるほど、こういう打開策があるのね!」
ってすっごく勉強になりましたもの。
【勇気ある告発に、拍手を贈りたい】
いや~…。
被害者たちが声を上げはじめましたね!
作者の原わたさんは、田房さんに並ぶ勇者だと思います。
この方たちの勇気が、どれだけ今苦しんでいる人を救うか…。
本当に、書くのも出版するのも怖くて(フラッシュバックするしさ)勇気振り絞りまくったんだと思うのよ…。
読んでても苦しいからね。
本人は何億倍かと。
その勇気に、鳥まりは心からの拍手を贈ります。
原わたさん、ありがとうございます
感謝しております
このブログでも感想を書いている、田房永子さんのコミックエッセイ『母がしんどい』。
あれは、勇気ある告発本でしたな~。
※『コミックエッセイ『母がしんどい』』 (感想記事)
私は以下のような記事書くくらいなので、
「世の中の親は皆まとも」
「親は子どもが、子どもは親がだーいすき」
などというお花畑(ていうか、世間知らず?)な考えは持ち合わせておりません。
※『お母さんにいじめられる娘たち』
(この記事書いたあと、接客業やっている方からの
「こういうひどい親、普通に対応する!!」
という報告が相次ぎました)
お父さん・祖父祖母がおぞましいことしたって話もたくさん聞いているし。
で、そんな私が今回こんなコミックエッセイを読んでみましたよ~。
『ゆがみちゃん 毒家族からの脱出コミックエッセイ』
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『母がしんどい』に並ぶ、勇気ある告発エッセイでした。
よく書いてくれたな~と感動しました!
絵から、文から、悲しみや怒りがバシバシ伝わってきて読むのは辛かったです。
それでも、ある種の人にはきっと読んでほしい本だと思った。
同じように苦しんでいる人はもちろん、教育者、人の心に寄り添う人にはぜひね。
こういう世界があるって知らない人って、不用意な発言するじゃん?
「お母さん(お父さん)だって同じように辛かったわけで、時間かかってもゆるせるよ」
とかね。
そういう人もいるかもしれないけど、
まずは被害者の苦しみを吐きだし、癒やすっていうステップが本当にわかってないんだよね
※『毒親と女性性の否定・その3』
この記事にくわしく意見を書いた。
【というわけで、私の感想です】
ここからネタバレあり。
嫌な人は読んじゃダメですよ!
このお話の主人公は、
・祖母と母の嫁姑戦争に巻き込まれる
・絶えず家族から自分の人格否定を繰り返される
・兄はベタかわいがり(甘やかし)、妹である自分へは心理的虐待、という兄弟間差別
・兄からのイジメ(ではすまされない犯罪)
・祖母からの○教の強要
・父は兄を金で、妹を力で支配しようとする
…という、
「……ダメ、なんも言えない」
な、ひどすぎる実家に苦しんでおられました。
全部書いてあるからね。
すごかった…。
休み休み読まなきゃいられなかったよ。
色々伝わってきて。
これを読んで
「うちもそうです…」
とおっしゃる方が多いそうですから、本当に世の中ってお花畑じゃない…!!
どう考えてもおかしくて、ひどい目にあっていて、今すぐ助けなくちゃいけないような状態なのに
“家庭”という密室で、被害者が飼いならされていく恐怖よ…。
明らかに正常な主人公が、
「おかしい」
と思いながらも洗脳されまくって、いつでもやられている描写は
「もう…もうやめて…」
しかないです。
ひたすら、異常だし、ヤバいし、ひどい。
私が特に気持ち悪かったのは、
“お母さんがお兄ちゃんを性的に見てる”
としかとれない出来事の描写。
セック○レスこじらせるとこうなるんかな~と本当に気持ち悪かった。
主人公の
「この人キモいな…」
に全力でうなづいちゃったもん
お兄ちゃん、本当に主人公にひどいことばっかして、そこは許されないんだけど、彼もまた虐待の被害者なんだなって思いました。
この家の人はみんな依存症。
○教、仕事(金)、ギャンブル。
依存症になるってことは、もちろん心に不安があるからなんだけども…。
でも、自分をまず救わなきゃね。
代替しちゃいけないのよ。
主人公が
「○○もかわいそう」
という罪悪感を振り切って、自分の救済に命をかけたのが素晴らしいですね。
これは見習いたいです!
死の誘惑を振り切るシーンもたくさんあって、涙無しに読めません
【「こうやって逃げればいいんだ」がわかるからいい】
すご~く良かったのが、
毒親家庭から逃げる方法をこと細かく、具体的に書いてくれていることです☆
もうね、本当に具体的ですっごいの。
親に知られない預金口座をもつ、最低資金はこのくらい、こういう障害はどう乗り越えるか?
ちゃ~んと書いてある。
きっと、同じ境遇の人への応援なんですね。
いや~これは素晴らしい
「なるほど、こういう打開策があるのね!」
ってすっごく勉強になりましたもの。
【勇気ある告発に、拍手を贈りたい】
いや~…。
被害者たちが声を上げはじめましたね!
作者の原わたさんは、田房さんに並ぶ勇者だと思います。
この方たちの勇気が、どれだけ今苦しんでいる人を救うか…。
本当に、書くのも出版するのも怖くて(フラッシュバックするしさ)勇気振り絞りまくったんだと思うのよ…。
読んでても苦しいからね。
本人は何億倍かと。
その勇気に、鳥まりは心からの拍手を贈ります。
原わたさん、ありがとうございます
感謝しております